大阪合宿
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菊「ほ~え~!!」
不「大阪って初めて来たけど、あんまり東京と変わらないんだ」
乾「そりゃあ天下の台所だからな」
今、青学テニス部+マネージャーのりんは大阪に来ている。
その目的は…四天宝寺中と練習試合をするため。
部長の手塚と白石が密かにやり取りしていたらしい。
『あの、本当に私ついてきて良かったんでしょうか?』
大「ああ、勿論。マネージャーの存在は力になるしね」
大石の言葉にホッと安心し微笑むりん。
実はこの合宿の話をした時、南次郎が反対して大変だったのだ。
しかし白石を溺愛?している母と菜々子が、彼が一緒なら安心という良くわからない理由を主張し、南次郎が渋々折れたのだった。
リョーマのこともあったので、内心好きにさせてあげたいと言う気持ちもあったのかもしれない。
菊「大石、りん!奈良に大仏見に行こーね!」
『はい!』
大「英二、その前に練習だぞ」
菊「わかってるって~」
はしゃぐ菊丸を見ていたら、自然とりんも楽しくなってきた。
手「…りん、」
静かに近付いて来た手塚。
何か言いたそうに眉を寄せる姿に、りんは首を傾げる。
『手塚部長?』
手「その、明日のオフのことだが……」
『?』
決心したように口を開けた時、「早く行くよ~」と菊丸の声が響いた。
『あ、はい!部長、行きましょう』
手「あ、ああ」
皆の元へ走り出すりんの後ろに続き、手塚は内心がくっと肩を落としていた。
『………』
菊「ここが四天宝寺中?」
カチロー「嘘でしょ?」
堀「お寺の中に学校が?」
四天宝寺中を目の前にして皆は目を丸くして驚いていた。
まさかお寺の中にあるとは思っていなかったので、その表情はぽかんとしている。
『あ、でも間違いないみたいですよ』
校舎には幕が飾られていて、嘘ではないと確信した。
金「お~い!」
『金ちゃん!』
声がした方を見れば、門の前でぴょんぴょん飛び跳ねる金太郎の姿。
金「早よ入らんと、チャイム鳴ってまうで~」
不「夏休みなのにチャイムって…」
金太郎の言葉に首を傾げる。
「早よ~早よ~!」とせかされ急いで走り出した時、何かがバビュンと横を通り過ぎた。