告白
夢小説設定
ご利用の端末、あるいはブラウザ設定では夢小説機能をご利用になることができません。
古いスマートフォン端末や、一部ブラウザのプライベートブラウジング機能をご利用の際は、機能に制限が掛かることがございます。
*りんside*
頭が真っ白になって、時が、止まった気がした。
(えっと…)
白石さんの表情は今までに見たことがないくらい真剣で、ドクンと鼓動が波打つ。
私に、言ってくれてるんだよね。
『…ありがとうございます。私も、白石さんのこと好きです』
素直にそう言ったら、白石さんは頬に添えていた手を元に戻して、小さく笑った。
白「おおきに」
「でもな」と続く言葉。
白「りんちゃんと俺の好きは、ちゃう思うねん」
『え…?』
違う?
首を傾げていると、白石さんは急に私の手を握った。
驚いて前を見れば、口元を緩め見つめられる。
白「…こうしとるだけで、恥ずかしいけど…結構心臓が煩いんや」
ドキン、と鳴ったのは、私の心臓。
白「俺の好きは、そうゆうこと」
ふと、あの夜財前さんから言われたことが頭を過った。
―白石部長は、あんたが…
゙好ぎ
その意味を理解した時、カァァと顔が一気に赤くなっていくのがわかる。
(でも、違うの…?)
私も、こんなに心臓がドキドキと煩いのに?
突然、バタバタと走る足音が聞こえたので振り返れば、ガラッとドアが開かれた。
金「白石、死んじゃいややー!!」
金ちゃんはベッドに座る白石さんに泣きながら飛び付く。
その拍子に繋いでいた手をパッと離した。
白「金ちゃん…勝手に殺さんといて」
ハァと呆れたように溜め息を吐き、よしよしと宥める姿はまるで親子みたい。
小「あら、お邪魔やった?」
『そ、そんなことないです!!///』
ブンブンと大きく首を横に振ると、小春さんはそう?と残念そうに肩を落とした。
ユ「ちゅーか、試合大変なことになっとるで」
『え?』
そうだ、試合…!
すっかり忘れていたので、今更不安が襲いかかってきた。
謙「越前、追い詰められとる」
『お兄ちゃんが?』
そんな…と気になり始める。
すると、「りんちゃん」と名前を呼ばれた。
白「早よ行きや。お兄さんの試合見なアカンで」
『でも…』
白「俺は大丈夫やから」
「な?」と念を押す白石さん。
暫く考えた後、小さく頭を下げて部屋を出て行った。
゙ごめんなさい゙と、゙ありがとゔを心の中で呟いて。
財「何かしたんスか?越前、顔真っ赤やったし」
白「…別に、何もないで」
謙「でも嬉しそうやな」
―私も、白石さんのこと好きです
白「(意味はちゃうけど、嬉しいな)」
ユ「(白石の周りに花が見える…幻覚か?)」
小「(ユウくん、私にも見えるで。オーラがピンクやないの…)」