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合宿一日目は、体力作りということで参加者全員に筋トレが命じられた。
竜「どんなに技術を持っていても、基礎体力が身に付いていない選手は強くなれない。
夕食までに、このメニューを全部やってもらうよ」
スミレが指すメニューは大量のもので、夕方に終わるかどうかわからないといった感じだ。
桃「夕食まで…ってことは、昼飯はないんスか!?」
竜「それは、アンタら次第じゃよ」
菊「よぉーし!頑張るにゃ~大石、競争だよ!」
大「ああ」
早く終わるも自分次第。
皆素早く練習メニューを開始した。
杏「私達は、ドリンクとタオルの準備でもしようか」
『うん!』
杏の提案にりんは笑顔で頷き、二人は宿舎に入って行った。
朋「私達は、昼ご飯でも作ろうか」
桜「うん。でも、皆間に合うかな…」
堀「先輩達なら楽勝だって」
朋「あれ、アンタいたの?」
堀「!な、始めっからいたぜ」
カチロー「僕達も、手伝いとして参加することになったんだ」
カツオ「…てゆーか、さっき紹介したよね」
「リョーマ様しか見てなかった」と普通に言う朋香に桜乃は苦笑し、一年トリオは自分達の存在感の無さを深く考え始めた。
だけど、昼を過ぎても誰も帰ってこなかった。
『(大丈夫かな…)』
さすがにりんも心配になってくる。
朋「仕方ない、夕食に回すしかないわね」
桜「…うん」
各部屋の掃除や荷物の確認を先生達に頼まれていたので、皆取り掛かりに行ってしまった。
杏「りんちゃん?どうしたの?」
なかなか動こうとしないりんを不思議に思い問いかける。
『…私、ちょっと用事があるから、杏ちゃんは先に行ってていいよ』
杏は首を傾げつつ頷き、りんは一人食堂に残った。
『(…よし!)』
袖を捲り上げ作業を開始した。
その頃
桃「腹減った~」
菊「もう動けないにゃ~」
バタバタとその場に倒れ、選手達は空腹と戦っていた。
桃「やっぱ手塚部長はすごいっスね…」
あとは腹筋だけだと言う手塚に対して、桃城は尊敬の眼差しで見つめる。
リョ「桃先輩、俺抜かしますよ」
桃「何ぃ!?許さねぇぞ」
生意気な後輩に対抗心を燃やしながら、再び練習に取り掛かるのだった。
芥「俺もう動けないC~」
バタンと倒れこむジロー。
鳳「あと少しじゃないですか」
芥「もう眠Eーりんちゃんに会いたEー」
駄々をこね始めたジローに、「うるせぇ」と跡部が一言。
忍「すぐ会えるやろ。合宿は五日もあるんやから」
芥「だってさ、さっきドリンク配りに来たのも、男の子三人と知らない女の子だったじゃん。
俺、りんちゃんが良かったの」
忍「…しょうがないやん(まぁ、同感やけど)」
再び跡部に怒鳴られ、ジローは渋々と筋トレに励むことにした。
金「わいもうギブや!
お腹が空いて力がでぇへん!!」
ユ「何、国民的アニメの台詞みたいなこと言うてんねん」
四天宝寺のメンバーも、空腹と戦いながら筋トレに励んでいた。
金「大体、何でオサムちゃんがおるん?」
渡「お?そりゃ、お前らがさぼってないか見張る監視役に決まっとるやろ」
監視と言いながら、椅子に座り思いっきりくつろいでいる四天宝寺テニス部顧問のオサム。
納得がいかないと言った顔で、皆その本人を睨み付ける。
渡「部長はすごいで?」
オサムが顎で前を指すと、そこにはまったく無駄がなく完璧にこなしている白石の姿があった。
謙「白石、あとどの位?」
白「ん?腕立て伏せと腹筋で完了や」
スピードスターと名乗る謙也さえもそのスピードに驚いていると、「うっさいスわ」と隣から呟かれる。
謙「…財前は今どこ?」
財「部長とほぼ変わんないスわ。ちゅーか謙也さん、早よやらな、ビリですよ」
生意気やなと心の中で言い捨て、謙也も慌てて取り掛かった。
その時、
金「あーりんやん!」
金太郎の声を聞き、皆一斉に振り向いた。