晴天
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「それでは、全国大会決勝シングルス1 幸村精市VS越前リョーマの試合を始めます!!」
コートに響く声援。
青学の皆と共に、りんはその光景を静かに見つめていた。
『…頑張れ』
心の中で何度も呟く。
リョーマのツイストサーブから始まり、ドライブA、COOLドライブ…幸村は軽々と打ち返す。
リョ「ふーんやるじゃん。だけど、上着肩から落ちてるよ」
幸「…ボウヤ、これは上着を落とすゲームじゃないよ」
リョ「あっそ。じゃあそのゲームは俺の勝ち」
リョーマは幸村の上着を落とすために、わざと技を繰り返していたのだ。
『(…お兄ちゃんだ)』
生意気で勝ち気で。
記憶が戻ったことを実感し、りんは自然と口元を緩めた。
リョーマば無我の境地゙を発動し色んな技を出すが、幸村にはまったく通じていない。
幸「これでもう終わりかい?」
リョ「…まだまだだね」
左腕にオーラがすべて集まる。
゙百錬自得の極み゙
無我の奥の扉の1つで、力をすべて左手に集め威力、回転を倍返しにする。
しかし、幸村は次々とゲームを獲得し…3-0までになった。
゙百錬自得の極み゙は封じられていたはずなのに、リョーマは右手にラケットを持ちかえ再びオーラを集め、倍返しをした。
オーラを適材適所に集めることで、確実に打ち返す。そしてついに、ポイントを奪い返した。
リョ「次は5球でいくよ」
そう予告し宣言したリョーマだったが、5球目はアウトになった。
菊「おチビ!鼻血鼻血!」
菊丸の言葉で初めて流れる血に気付く。
幸「…見たところ、触覚を失いかけてるようだね」