出会いは似ていた
ヒロインの名前
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人の話し声が重なり合い、ざわざわとする慣れない場に、眉を八の字にしながら前を歩く友達に着いていくように歩を進めた。
薄暗い部屋に紫色のライトが光る中で、音楽に併せて踊る者、お酒を飲む者と様々な若者で溢れ返っているのは会社から数駅離れたクラブ。
彼氏に振られた友達が気晴らしにパーッとしたいとの事で急遽誘われてたのだ。
今までクラブに行った事がなく、固定概念に過ぎないが怖いイメージがある私は断ろうと思った。しかし、拒否の言葉を発する前に両肩を強く捕まれたので断りにくい雰囲気に、首を縦に振る事しか出来なかった。
多分、私が断るのは目に見えていて、ダメ元でお願いしたに違いない。こう言う時に限って他の友達は予定があって、自分にはない運の悪さに反吐が出そうになるが、適当に呑んで帰れば良いかと開き直った。
周りはピアスを何個も開けてる人や、金髪、タトゥーの人もちらほら居て、勢いで来たのは良い物の、学生時代も帰宅部で家に帰ってずっとネットサーフィンや漫画を読んだりする陰キャの私にとっては場違い過ぎる…。
一応、元ギャルの派手目な友達が化粧はばっちりしてくれたが、仕事帰りに来たので、服装は地味めな紺色のワンピース。
元彼の傷を癒す兼吹っ切れてやると意気込む彼女を見て、「程々にね」と忠告した。
「お姉さん可愛いね、あっちで呑まない?」
「えー、良いんですか?じゃあ行きましょうか!またね、エリナ!何かあったら連絡して!」
「うん!行ってらっしゃい!」
そう言って人混みの中に肩を抱かれた友達は楽しそうに駄弁り出す。
遠くなる背中を見詰めてこっそり親指を立てた。“good luck”の意味を込めて。
付き合って3年で結婚を考えていた相手だったらしく、結構心に傷を残しているのではと不安だったが、そんな様子を微塵も感じなかったので安心した。何処かのネットの記事で男より女の方が恋愛の未練は少ないなんて書いてたけど嘘ではないかもね。
店内に流れる最近流行りのドラマの主題歌が流れて手に持っているカシスオレンジをくいっと飲み干した。
何となく心地良いので、初めの不安は薄れて後一杯、甘いお酒呑んだら帰ろうかなとメニューに手を伸ばしたら誰かの手と重なる。
「あっ!すみませんっ」
「いえいえ。お姉さん、1人ですか?」
「友達と来てたんですけど、他の人と呑んでまして。暫くしたら帰ろうかなって感じです」
顔を上げると、彫りが深く、目鼻立ちがはっきりとしたツンツン頭の高身長の下まつ毛がチャーミングな男が微笑んでいる。
もしかして、俳優さん?スマホが普及した現代ではTVを観る機会が減ったので、芸能人に疎い。だが、有名人なら変装すると思うが、帽子もサングラスも着けていないので、一般人だろうか。
ドキッと心臓が跳ねた。お酒で若干ほろ酔い気分になっているので、これはお酒なのか、目の前の人の影響なのか定かではないが、心拍数が高まっていく。
メニューを2人で開いて適当に頼み、カウンター席の椅子を引いて腰掛けた。
「そうなんだ。俺も友達と来てるんだけど、他の子と呑んじゃって、余り者状態なんだよね」
「あ、余り者って…。お兄さんなら、幾らでも言い寄られるでしょうに」
「はは、そんな事ねぇよ。お兄さんじゃなくて彰って呼んでくれる?敬語もなしで」
「えっ?」
敬語もだけど、いきなり下の名前は高難易度過ぎませんか??25歳、彼氏いない歴=年齢の私には男友達すらいなくて免疫が0に近い。
更に、超タイプのイケメンに言われたらそれだけで身体中の血液が顔に集まって、タコのように真っ赤に染まりそうだ。と言うより、もう染まっていると思う。パタパタと手で扇ぎながら、「彰…っ。」と呟くと「声、小さっ」なんて笑いながら頭をぽんぽん叩かれた。
「お待たせ致しました、ホワイトサワーとウイスキーでございます」
飲み物をテーブルの上に置き、ごゆっくりなさって下さい、とお辞儀をしてバーテンダーは別の客の注文を聞きに行った。
グラスを数回回して、カランッと氷がぶつかる音を聞きながら一口含むと甘い香りとアルコールの匂いが口内を刺激して更にのぼせた気がする。お酒は強い方ではないので一杯にすべきだっただろうかと後悔しても遅い。
そんな私の気持ちも知らず隣のイケメン…じゃなくて彰は熱を帯びた視線で話し掛けてくる。
「名前、何て言うの?」
「二階堂 エリナ…。」
「エリナちゃんって呼ぶね」
「うっ…うん」
急な距離感の近さに恐れ慄き、詰まった返事をする私を不思議そうな顔で見詰めてくる。異性に下の名前で呼ばれたのなんて、身内や家族を除いて初めてだよ…。
綺麗な瞳に映る私の真っ赤な顔が反射的見えてパッと手元のグラスに視線を移動する。
この顔、反則だわ…心臓が幾つあっても持ちそうにないよ…。
そんな事を考えていたら、大きな手が重なり、思ったより熱が篭っている手に人肌って結構温かいんだなとぼんやり考えていると、もう片方の手で顎を持ち上げられた。
「酔っちゃった?顔、赤いよ」
「あー、そうね…。」
「酔い覚ましにさ、ちょっと抜け出さない?」
人差し指を口元に当てて怪しく微笑む姿は、色気むんむんで堕ちない人はいないのではと思う程に絵になった。ドラマのワンシーンも撮れるのでは…?
私達はLIN●で先に帰る旨を伝えて、店の外に出た。
季節は春の訪れだと言うのに、夜は少し冷える。おまけに花粉症のダブルパンチで鼻がむずむずする。
「くしゅんっ」
くしゃみを手で抑えると水のような鼻水がたらりと出てきて、慌てて鞄を漁る。
よりによって、隣にイケメンがいるのに鼻水垂らすなんて恥ずかし過ぎるっ!しかし、ティッシュが中々見付からなくてもたついていると、目の前に駅前で配られているような、広告が入ったポケットティッシュを差し出された。
「大丈夫?これ、使って」
「ありがとうっ」
鼻を拭った私は、情けない姿を見られて体温が上がった。
「この時期は花粉で仕事に集中するのも容易じゃないよ…。」
「俺も。薬飲んでるけど、鼻のむずむずは効かないんだよな」
「私も!あまりに酷い時はマスクの下にティッシュ詰めてるよ」
「はは、マスクで隠れるから丁度良いな」
他愛のない話をしていると、歩道を歩くとさり気なく内側へ導くし、歩幅を合わせて歩いてくれるし、話す度に目を見て静かに聞いて相槌を打つ彼に、顔も中身も整っていてクラブの女性全てを虜にしても可笑しくない人なのに、メニューの手が重なっただけで私と此処まで親密になる事に疑問を感じ始めた。
「じゃあ、此処からは電車で帰るから。送ってくれてありがとう」
駅に着いたので改札口前で別れの挨拶をした。
考えた所で仕方がないし、もう会う事はないだろうと思ったので電子カードが入ったスマホを片手に改札に通そうとしたが、手首を掴まれて敵わなかった。驚いてスマホを落としそうになったが何とかキャッチし、後ろを振り返れば、真剣な眼差しで見詰められた。
「あの…何か?」
「連絡先、交換しない?」
スッと前に出されたのはQRコードの画面。これは、また会うパターン…?こんな時、友達なら喜んで交換するだろうけど、私はどうしようと悩んだ。
「もっとエリナちゃんを知りたいから仲良くして欲しいな。今度は夜景の見えるレストランでディナーはどう?」
「えっと…。」
「まだ俺の事が信用出来ないのも分からなくもないけど、エリナちゃんに対する想いは嘘じゃないから」
私の手を引っ張り、彼の厚い胸板に寄せると服越しにドクンドクンと鼓動の音が伝わる。
何となく、女性慣れしてそうな立ち振る舞いに遊び目的かと疑ったがそれならホテルに直行している筈だ。
免疫ない拗らせ女も此処まで来ると笑えてくる。全てを怪しく思えばキリがないし余計なエネルギーを消費する不毛なだけ。彼の誘いを乗るのも人生経験の一つではなかろうか。
冷静な自分が問い掛ける。うん、分かったよと心の中で呟き、連絡先を交換した。
「ありがとう!凄く嬉しいよ」
「…うん、私も」
電光掲示板には後3分で電車が到着する事を知らせていた。「それじゃあ、また…」と振り返ろうとした時、でこに柔らかく温かい感触がして、触れるだけのキスをされている事に気付いた。
「!!?」
「ごめん、つい…したくなって。帰ったら連絡するから」
そう言って離れた身体。違う意味でホラー映画より心臓に悪過ぎるよ…。
彼の名残が消えたでこをそっと撫でたが、暫く熱が冷めず、自宅に帰るまでの間、先刻までの出来事がスローモーションのように脳内で何度も映し出されて、何だか途轍もない深い沼へ浸かったみたいだ。
…そう言えば、彰の苗字、聞いてない…。ブーッと通知音が鳴り、スマホを開くと【仙道彰】と表示されたので、その時知った。
少し天然さんなのかな?それでいて、獲物を狙う鷲の如く鋭い真剣な眼差しもするから面白い人だ。
返信とおやすみのスタンプを送って電気を消してベッドに入る。
明日は何だかいつもより良い日になりそう、なんて思いながら。
*END*
薄暗い部屋に紫色のライトが光る中で、音楽に併せて踊る者、お酒を飲む者と様々な若者で溢れ返っているのは会社から数駅離れたクラブ。
彼氏に振られた友達が気晴らしにパーッとしたいとの事で急遽誘われてたのだ。
今までクラブに行った事がなく、固定概念に過ぎないが怖いイメージがある私は断ろうと思った。しかし、拒否の言葉を発する前に両肩を強く捕まれたので断りにくい雰囲気に、首を縦に振る事しか出来なかった。
多分、私が断るのは目に見えていて、ダメ元でお願いしたに違いない。こう言う時に限って他の友達は予定があって、自分にはない運の悪さに反吐が出そうになるが、適当に呑んで帰れば良いかと開き直った。
周りはピアスを何個も開けてる人や、金髪、タトゥーの人もちらほら居て、勢いで来たのは良い物の、学生時代も帰宅部で家に帰ってずっとネットサーフィンや漫画を読んだりする陰キャの私にとっては場違い過ぎる…。
一応、元ギャルの派手目な友達が化粧はばっちりしてくれたが、仕事帰りに来たので、服装は地味めな紺色のワンピース。
元彼の傷を癒す兼吹っ切れてやると意気込む彼女を見て、「程々にね」と忠告した。
「お姉さん可愛いね、あっちで呑まない?」
「えー、良いんですか?じゃあ行きましょうか!またね、エリナ!何かあったら連絡して!」
「うん!行ってらっしゃい!」
そう言って人混みの中に肩を抱かれた友達は楽しそうに駄弁り出す。
遠くなる背中を見詰めてこっそり親指を立てた。“good luck”の意味を込めて。
付き合って3年で結婚を考えていた相手だったらしく、結構心に傷を残しているのではと不安だったが、そんな様子を微塵も感じなかったので安心した。何処かのネットの記事で男より女の方が恋愛の未練は少ないなんて書いてたけど嘘ではないかもね。
店内に流れる最近流行りのドラマの主題歌が流れて手に持っているカシスオレンジをくいっと飲み干した。
何となく心地良いので、初めの不安は薄れて後一杯、甘いお酒呑んだら帰ろうかなとメニューに手を伸ばしたら誰かの手と重なる。
「あっ!すみませんっ」
「いえいえ。お姉さん、1人ですか?」
「友達と来てたんですけど、他の人と呑んでまして。暫くしたら帰ろうかなって感じです」
顔を上げると、彫りが深く、目鼻立ちがはっきりとしたツンツン頭の高身長の下まつ毛がチャーミングな男が微笑んでいる。
もしかして、俳優さん?スマホが普及した現代ではTVを観る機会が減ったので、芸能人に疎い。だが、有名人なら変装すると思うが、帽子もサングラスも着けていないので、一般人だろうか。
ドキッと心臓が跳ねた。お酒で若干ほろ酔い気分になっているので、これはお酒なのか、目の前の人の影響なのか定かではないが、心拍数が高まっていく。
メニューを2人で開いて適当に頼み、カウンター席の椅子を引いて腰掛けた。
「そうなんだ。俺も友達と来てるんだけど、他の子と呑んじゃって、余り者状態なんだよね」
「あ、余り者って…。お兄さんなら、幾らでも言い寄られるでしょうに」
「はは、そんな事ねぇよ。お兄さんじゃなくて彰って呼んでくれる?敬語もなしで」
「えっ?」
敬語もだけど、いきなり下の名前は高難易度過ぎませんか??25歳、彼氏いない歴=年齢の私には男友達すらいなくて免疫が0に近い。
更に、超タイプのイケメンに言われたらそれだけで身体中の血液が顔に集まって、タコのように真っ赤に染まりそうだ。と言うより、もう染まっていると思う。パタパタと手で扇ぎながら、「彰…っ。」と呟くと「声、小さっ」なんて笑いながら頭をぽんぽん叩かれた。
「お待たせ致しました、ホワイトサワーとウイスキーでございます」
飲み物をテーブルの上に置き、ごゆっくりなさって下さい、とお辞儀をしてバーテンダーは別の客の注文を聞きに行った。
グラスを数回回して、カランッと氷がぶつかる音を聞きながら一口含むと甘い香りとアルコールの匂いが口内を刺激して更にのぼせた気がする。お酒は強い方ではないので一杯にすべきだっただろうかと後悔しても遅い。
そんな私の気持ちも知らず隣のイケメン…じゃなくて彰は熱を帯びた視線で話し掛けてくる。
「名前、何て言うの?」
「二階堂 エリナ…。」
「エリナちゃんって呼ぶね」
「うっ…うん」
急な距離感の近さに恐れ慄き、詰まった返事をする私を不思議そうな顔で見詰めてくる。異性に下の名前で呼ばれたのなんて、身内や家族を除いて初めてだよ…。
綺麗な瞳に映る私の真っ赤な顔が反射的見えてパッと手元のグラスに視線を移動する。
この顔、反則だわ…心臓が幾つあっても持ちそうにないよ…。
そんな事を考えていたら、大きな手が重なり、思ったより熱が篭っている手に人肌って結構温かいんだなとぼんやり考えていると、もう片方の手で顎を持ち上げられた。
「酔っちゃった?顔、赤いよ」
「あー、そうね…。」
「酔い覚ましにさ、ちょっと抜け出さない?」
人差し指を口元に当てて怪しく微笑む姿は、色気むんむんで堕ちない人はいないのではと思う程に絵になった。ドラマのワンシーンも撮れるのでは…?
私達はLIN●で先に帰る旨を伝えて、店の外に出た。
季節は春の訪れだと言うのに、夜は少し冷える。おまけに花粉症のダブルパンチで鼻がむずむずする。
「くしゅんっ」
くしゃみを手で抑えると水のような鼻水がたらりと出てきて、慌てて鞄を漁る。
よりによって、隣にイケメンがいるのに鼻水垂らすなんて恥ずかし過ぎるっ!しかし、ティッシュが中々見付からなくてもたついていると、目の前に駅前で配られているような、広告が入ったポケットティッシュを差し出された。
「大丈夫?これ、使って」
「ありがとうっ」
鼻を拭った私は、情けない姿を見られて体温が上がった。
「この時期は花粉で仕事に集中するのも容易じゃないよ…。」
「俺も。薬飲んでるけど、鼻のむずむずは効かないんだよな」
「私も!あまりに酷い時はマスクの下にティッシュ詰めてるよ」
「はは、マスクで隠れるから丁度良いな」
他愛のない話をしていると、歩道を歩くとさり気なく内側へ導くし、歩幅を合わせて歩いてくれるし、話す度に目を見て静かに聞いて相槌を打つ彼に、顔も中身も整っていてクラブの女性全てを虜にしても可笑しくない人なのに、メニューの手が重なっただけで私と此処まで親密になる事に疑問を感じ始めた。
「じゃあ、此処からは電車で帰るから。送ってくれてありがとう」
駅に着いたので改札口前で別れの挨拶をした。
考えた所で仕方がないし、もう会う事はないだろうと思ったので電子カードが入ったスマホを片手に改札に通そうとしたが、手首を掴まれて敵わなかった。驚いてスマホを落としそうになったが何とかキャッチし、後ろを振り返れば、真剣な眼差しで見詰められた。
「あの…何か?」
「連絡先、交換しない?」
スッと前に出されたのはQRコードの画面。これは、また会うパターン…?こんな時、友達なら喜んで交換するだろうけど、私はどうしようと悩んだ。
「もっとエリナちゃんを知りたいから仲良くして欲しいな。今度は夜景の見えるレストランでディナーはどう?」
「えっと…。」
「まだ俺の事が信用出来ないのも分からなくもないけど、エリナちゃんに対する想いは嘘じゃないから」
私の手を引っ張り、彼の厚い胸板に寄せると服越しにドクンドクンと鼓動の音が伝わる。
何となく、女性慣れしてそうな立ち振る舞いに遊び目的かと疑ったがそれならホテルに直行している筈だ。
免疫ない拗らせ女も此処まで来ると笑えてくる。全てを怪しく思えばキリがないし余計なエネルギーを消費する不毛なだけ。彼の誘いを乗るのも人生経験の一つではなかろうか。
冷静な自分が問い掛ける。うん、分かったよと心の中で呟き、連絡先を交換した。
「ありがとう!凄く嬉しいよ」
「…うん、私も」
電光掲示板には後3分で電車が到着する事を知らせていた。「それじゃあ、また…」と振り返ろうとした時、でこに柔らかく温かい感触がして、触れるだけのキスをされている事に気付いた。
「!!?」
「ごめん、つい…したくなって。帰ったら連絡するから」
そう言って離れた身体。違う意味でホラー映画より心臓に悪過ぎるよ…。
彼の名残が消えたでこをそっと撫でたが、暫く熱が冷めず、自宅に帰るまでの間、先刻までの出来事がスローモーションのように脳内で何度も映し出されて、何だか途轍もない深い沼へ浸かったみたいだ。
…そう言えば、彰の苗字、聞いてない…。ブーッと通知音が鳴り、スマホを開くと【仙道彰】と表示されたので、その時知った。
少し天然さんなのかな?それでいて、獲物を狙う鷲の如く鋭い真剣な眼差しもするから面白い人だ。
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明日は何だかいつもより良い日になりそう、なんて思いながら。
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