はじめての身体拘束攻略法 〜脳みそはいつもふりーだむ〜

●①両手

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 まず、手首に巻いてあるマジックテープのベリベリ式ベルト。付属の紐がベッドの柵に結ばれてて邪魔ですね〜。
じゃあ手先に移動させて取ろうとする……のは凡才の発想。
よく見てみ?ミトンって先が広がってるからベルトが抜けるわけなくない?
焦らずに、急がば回れでいこう。
まず、ベリベリベルトを逆に肘の方に動かす。
手をぶんぶんしたり捻ったりしてどうにかこうにか……する必要はない。
そう、ベリベルはミトン越しに手首に巻かれている。
つまり、ベリベルが巻かれている手首の太さよりも前腕の方が細い。
(クソデブは知らん)
宣戦布告とばかりに「ソイヤッ」と一発、ベッドの外に向かってパンチすればベリベルは手首から前腕にスルッといくはず。
さ、どんどこいこ〜。

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 次に、ミトンのいわば鍵穴が登場。
細いベリベリ式ベルト(図の紫)をバッチンボタン(図の水色)が覆う二重構造になってるよん。
さて、ミトンの攻略法は2通り。
どちらが良いかはキミ次第!

 ひとつめー。
まず、ミトンの中で手をグーパーして準備運動をします。
手先を細くする訓練もお忘れ無く。
で、ぶんぶん振ります。
手首の力を抜いて、だるんだるんのがくんがくん状態で振ります。
すると。
あれ!?何かミトンが手先に移動してる!!
そうです。このミトン、先の方に蕎麦殻だか砂だかつぶつぶビーズだか知らんけど、そういった類の重りが詰まってます。
だから、振り回すと遠心パワーで外れてっちゃうんですね。
締めに手先を細っちょくすると……、スポンっ。
でもこれ、結構運ゲー。
拘束入れた人が若くてか弱い女の子系なら細ベリベルの締めが甘くてワンチャン抜ける。
ベテランゴリラの場合は……きびい。
あと、シンプルに手首ぶん回してたら目立つ。
最初は「はっ、抜けるわけないじゃん。好きにやってろキ●ガイ。」
てな反応かもしれませんが、一回成功しちゃうと警戒度が爆上がりすること間違いなし。
以降の拘束は全てベテランゴリラの手によるものとなるでしょう。

 ふたつめー。
おおっと?頭の他にも自由なところがあるぞ?
暴言も妄言も綺麗事もゲロも吐き出せる、無限の可能性を秘めた神聖なボディパーツ。
口。
これでバッチンボタンも細ベリベルも外す。
バッチンボタンは結構硬いから思っきし噛んで思っクソ上に引っ張るのがコツ。
細ベリベルも端を噛んで横にべりべりべりー。
取れたら勝ちゲー。
簡単だけどどこの誰がつけたかわからないミトンに噛み付くのはちょっと勇気がいる。
筆者はマスク越しでやったけど、直噛みはきちぃ……。

 で、ミトンが取れたらあとは前腕のベリベルを手先から取るだけ。
やったー、片手奪還だー。
と思いきや即、元に戻されます。
戻される時に腕をぐにょぐにょ動かして抵抗するも良し、キツく拘束入れてもらって高難易度にチャレンジするも良しです。
段階を踏んで攻略するところとか王道脱出ゲームっぽくて楽しい!
さーて、反対の手もやろーっと!
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