はじめての愛情こっそり混入法 〜※愛情≒抗不安薬〜

●さくせん を かんがえよう!

 さて、愛情を「こっそり」混入させるわけですから、食べた時に違和感がないよう仕上げる必要があります。

 そのためには愛情の性質を知ろう、ということでまず、愛情の味や質感を筆者の主観たっぷりで分析します。
種類にもよると思いますが、筆者が持っている愛情はじっくり味わうと苦くてザラザラしてます。あと、口の中で溶けにくい。

 これじゃあんま参考になんねーなぁ、と思って愛情の総称名で検索をかけたら、何と、KEGGのデータベースから情報提供されているというすんばらしいサイトが見つかりました。
そのサイトの「物理化学的性状」の項目をありがたーく引用させていただくと、
『白色の結晶性の粉末で、においはない。エタノール(95)又はアセトンにやや溶けにくく、ジエチルエーテルに溶けにくく、水にほとんど溶けない。光によって徐々に着色する。』
だそうです。
てことは、グミやプリンみたいに一度液体に溶かして固めるのには向かなさそう。

 では、愛情についてある程度情報が集まったところで、具体的な作戦をいくつか考えましょう。

①苦味や風味が強い食品で誤魔化す。
 (例:ココア、コーヒー、シナモン)

②完成品の水分量を少なくする。
 (ヒトは液体よりも固体の方が味を感じにくい)

③あまり噛む必要がないテクスチャーにする。
 (違和感を覚える前に飲み込ませる)

 ザッとこんなところでしょうか。
総合的に考えると、ココアクッキーに混入させるのが良さそうですね。

 と、ここで一つ懸念点が生じました。
炭水化物とタンパク質を一緒くたにした状態で焼くとメイラード反応が起こるわけですが、愛情がこの反応に巻き込まれやしないか、ということです。
そもそも、愛情の熱耐性に関する情報が全くないので、クッキーを170℃くらいで焼く時に、愛情がぶっ壊れて効果がゼロになる可能性が否めません。

 つまり、生地に混ぜて焼く以外の方法で、ココアクッキーに愛情を込める必要があると。
なら、アイシングに混ぜてデコレーションに使えば良いんでな〜い?、と凡庸な発想が湧いてきたので、それを採用とします。

 あと、混入させる愛情の量を決めておかねばなりません。
ちなみに筆者が試したことのある量は1.0〜4.0mg。
1.0mgで指示通り。2.0mgで許容範囲ギリ。
4.0mgでゴートゥーザヘヴン。

 筆者はやや耐性があると自負しているので、4.0mgでも記憶が飛んで爆睡して見当識障害を起こす程度で済みます。
ですが、相手が愛情を受け入れたことがないウブな人間だった場合、ソッコーで寝落ちしてしまう危険があります。

 だがしかし、この企画において愛情入りのお菓子を食べるのは筆者自身なわけであり、混入量が少ないと効いているのか否かよくわかんねぇ、という結果になり得るので、それを避けるべく今回は4.0mgで一人前としましょう。
がんばルンバ!!
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