ヒロインが杠に、新しく服をオーダーする話
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魅真は今の司帝国のアジトに来た時から、必死で布を織っていたので、トイレと生理の問題は解決したが、もう一つ、別の問題があった。
それは、今着ている服だった。
今魅真が着ている服は、千空が作ったもので、上半身の部分が、千空や大樹のように、着物みたいに、両端の布を中心にもってきて、左側を上に重ねているというもので、上はそこまで問題はないのだが、問題は下半身の部分だった。
下はスカートなので、いざ闘いになったら、中が見えてしまう可能性があった。
ここに来てすぐにしたことは、布ナプキンと下着を作ることだったので、大事な部分が見えてしまうという大惨事は免れることができたが、今の服は、下着をはいていてもかなりきつかった。
特に、闘いになれば、見えてしまうのではないかと不安になってしまい、一度気になったら、頭から離れなくなって動けなくなるし、それだけで隙ができてしまう。精神は体の動きに影響するからだ。
そうなると、あっという間にやられてしまう可能性があるため、それだけはさけたかった。
「ごめん、杠。またお願いがあるんだけど…」
なので、魅真は再び杠のもとに行き、お願いをした。
「お願い?なに?」
「服を新しく作ってほしいの!」
それは、杠に服をオーダーすることだった。
「いいよ。どんなやつなの?」
「パンツスタイルで、下着がどの角度からでも見えなければ大丈夫だから、細かいデザインは杠にまかせるよ」
「わかった。じゃあ、できあがったら、魅真ちゃんのところにもってくね」
「うん。よろしくね」
杠に頼むと、杠は快く引き受け、魅真はお礼を言うと、そこから去っていった。
そして次の日…。
「はい、魅真ちゃん」
あっという間にできあがったので、杠は魅真に、新しい服を渡した。
「相変わらずすごく早いね」
裁縫のことはよくわからないが、一日やそこらでできないのではないかと思っている魅真は、杠の手際のよさに感心した。
「じゃあ、さっそく着てみるよ」
魅真は大樹や司がいないのを確認すると、木の影にかくれて、さっそく服を着てみた。
数分後、着替え終わった魅真は、再び杠の前に現れた。
「かわいい!魅真ちゃん。よく似合ってるよ!」
「そう?あ…チャイナ服なんだね」
「うん!闘いといえばチャイナ服っていうイメージがあるから。あとは、首の部分がタートルネックのようになってるから、下着も見えないしね」
「なるほど」
確かに、首にぴったりとくっついたタイプなら、中は見えないので、魅真は納得をした。
「で、ぬぎやすいように、真ん中の部分を胸のあたりまで切って、ボタンはないから、女の子っぽく、リボンを代わりにつけてみました」
「なるほどね。すごくいいよ、この服!」
「よかったぁ。あと、何枚か替えを作っておいたよ。夏服のそでなしバージョンも!」
そう言いながら、杠は持っていた袋の中から、替えの服を3枚と、夏服を4枚取り出した。
「うれしい。すごく助かるよ」
「どういたしまして」
「…あ……それと、もう一つお願いがあるんだけど…」
「?」
「薬草とか、包帯を入れるためのポーチも作ってほしいんだ。千空からもらった袋だと、全部一緒に入れて、ごちゃまぜになって取り出しにくいから、中が4つに間仕切りされているやつ。なるべく大きめに、でも、動きにジャマにならないようなサイズで」
「わかった。じゃあ、できたらもってくね」
「ありがとう。本当に助かるよ」
「いえいえ」
魅真に頼まれると、2人はそこで分かれ、魅真はアジト周辺の探索に、杠は魅真に頼まれたものを作りに、アジトに行った。
それから2時間ほど経った頃、魅真はアジトに戻ってきた。
「あ、魅真ちゃん。頼まれていたものできたよ」
「早っ!」
その日の探索を終えて帰ってくると、すでにできあがっていたので、魅真は驚いた。
「ひもは少し長めにつけたんだけど、もしサイズが合わなかったら言ってね。調整するから」
「わかった。ありがとう」
杠がポーチを渡すと、魅真はさっそく、ポーチをつけてみた。
「あ、ぴったり」
「本当?よかった」
ポーチは、横幅は魅真の腰よりも少し小さめで、縦は大体20cmほどの立体的なもので、つけてみるとサイズぴったりだったので、杠はほっとした。
「本当に、何から何までありがとうね、杠。私も、できるかぎり、杠の力になるよ」
衣装だけでなく、小物の方でもお世話になったので、魅真は笑いながらお礼を言った。
こうして、魅真のフル装備は、たったの数日で完成したのだった。
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