紅と銀の恋歌
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◇おまけ◇
あれから魅真は、蔵馬と一緒にホテルに帰る途中で、この前の宴会があった日の夜、何があったのか気になったので、蔵馬に聞いてみた。
あの時、蔵馬が魅真を誘って外に出ようとした時……。
「ちょ~~~っとぉ~~。二人してどこに行くのよぉ~~~」
後ろから温子がやってきて、魅真の肩に腕を置いた。
「あ……つこ…さん…?」
その時の温子はかなり酔っており、何か嫌な予感がした魅真は温子から逃れようとするも、温子は魅真をがっちりと押さえこんでいるので、うまく逃れることができなかった。
「あの……すみませんけど、オレ達…」
その様子を見ていた蔵馬は、助け舟を出そうとする。
「二人でこの宴会からぬけだそうなんて、そうはいかないよ~~~~!!」
温子は豪快に笑いながら、持っていた酒ビンを魅真の口につっこんだ。
「温子さん!」
それを見ていた蔵馬はぎょっとして、突然のことに対処しきれずに、一瞬固まり、同じく今の様子を見ていた螢子があわてて止めようとするも、魅真の顔が上を向いていたために、酒ビンの中に入っていた酒は、魅真ののどを下降していく。
しばらくすると、酒ビンの中に入っていた酒はなくなり、温子は酒ビンを離した。
「おお~~~、いい飲みっぷりだあ~~~」
「もォ!!温子さんったら!!何してるんですか!!」
「魅真、大丈夫!?」
まったくの悪気なしで、豪快に笑う温子を螢子が叱るが、温子は気にせず笑いながら、今度は静流のもとへ行った。
「魅真…」
蔵馬が心配そうにのぞきこむが、魅真は顔を真っ赤にするだけで、反応はなかった。
「魅真、部屋に行って休もう。オレが送ってくよ」
本当は話をしたかったのだが、こうなっては無理だろうと判断した蔵馬は、仕方なしに、魅真を女性陣が寝泊まりしている部屋へ連れて行こうとした。
だが、魅真を誘導するため、手をにぎった時、急に魅真は蔵馬のシャツをにぎりしめた。
「魅真?」
引き止めるように自分のシャツをにぎってきたので、蔵馬は進めようとしていた足を止める。
「蔵馬の部屋がいい~~~い」
「え…?」
思いもよらない言葉に、蔵馬は目を丸くした。
「蔵馬と一緒じゃなきゃいやあ~~~」
「え…あの……魅真…?」
酒が入っているとはいえ、かなりの大胆発言に蔵馬は顔が赤くなり、桑原、ぼたん、螢子も、顔を赤くした。
その後蔵馬は、何度か女性陣が泊まる部屋に連れて行こうとするのだが、その度に魅真は激しく抵抗をして、似たようなやりとりを繰り返していた。
よっぱらいと化した魅真に、これ以上何を言ってもムダだとわかった蔵馬は、かるく息を吐くと、仕方なく自分の部屋に連れていった。
飛影と一緒の部屋だから、大丈夫だろうと思ったのだ。
ここだけの話、蔵馬が自分の部屋に魅真を連れていく姿を、桑原、螢子、ぼたんが、にやにやしながら見ていたのは、言うまでもなかった。
そして、蔵馬は自分の部屋に魅真を連れていくと、魅真を抱きあげて、ベッドに寝かせた。
ベッドに入ると、魅真は今度は
「蔵馬も一緒に寝よう~~」
と、蔵馬を見上げながら、潤んだ瞳でお願いしてきた。
理性がふっとびそうになる蔵馬だったが、なんとかこらえ、魅真を寝かしつけた。
酔っているので魅真は簡単に寝てしまい、蔵馬はしばらく、そんな魅真の寝顔を見て微笑んでいたが、次第に自分も眠くなり、魅真が寝ているベッドに入り、魅真の隣で寝たのだった。
ベッドは二つしかないし、もう一つは飛影が使うもの。
それに、酔ってるとはいえ、魅真の方から一緒に寝ようって言いだしたんだしね…と、心の中で言い訳をして、蔵馬も眠りについた。
つまり……蔵馬が言っていた意味深な言葉は、酔っている時の魅真が言った言葉で、起きた時に感じた強烈な頭痛は、酒を飲まされて二日酔いになったためであった。
真実を知った魅真は、本当に何もなくてほっとしたのだが、酔ってたとはいえ、とんでもない痴態を、蔵馬や他の者達に見せてしまったと、赤面するばかりだった。
《あとがき》
君がいるだけでのあとがきで、続編が書けたらいいなとか言っておきながら、なんやかんやで一年以上も経ってしまいました。少しずつ書いてはいたのですが、途中で思い浮かばなくなったり、原作沿いの方に夢中になったりして、存在すら忘れたりした時もありました(オイオイ
けど、なんとか完成することもできたのでよかったです。
おまけのところで、未成年が飲酒をするシーンがありましたが、この小説および当サイトは、決して未成年の飲酒を推奨するものではありません。
未成年の飲酒は法律で禁止されております。未成年の方は、絶対に飲酒をしないでください。
大人の方も、未成年に飲酒を進めるのは絶対にやめましょう。
2019.07.01
真田魅真
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