《あとがき》
今回は、アニメ＋オリジナル話です。ヒロインの、元ヤン･伝説の不良･運動神経がいい･怪力という設定は、実はここからきました。
この話を久しぶりに見た時は、まだ全然ヒロインのイメージが固まっておらず、ヒロインを、元ヤンにしようか一般女子にしようか迷っていました。
ですが、この話で、元ヤン設定と一般女子設定の、両方のバージョンで動かしてみたら、元ヤン設定の方が動かしやすかったのと、他の話でも元ヤン設定の方が動かしやすかったのと、何よりも都合がよかったので(笑)、ヒロインは元ヤン設定に決定しました。

怪力という設定は、ミッチーを追ってきた時のヒロインは、小説なのでかなりわかりづらいのですが、彩子みたく、試合に必要な道具とかを持っていました。なので、いくらケンカ慣れしているといっても、重い荷物を持ちながら走っていって、竜にむけてパンチを打つなんて、難しいのでは？と思ったのと、リンチをうける前に、二人の不良の足を、ミッチーの手から、片手でどかすというシーンが思い浮かんだのとで、そういう設定になりました。
ただこの時は、バスケ部襲撃事件の時ほどは、怪力ではありませんでした。今みたく怪力になったのは、バスケ部襲撃事件を書くちょっと前で、誰もが、一目見て怪力だとわかるようにしたかったので、鉄男を片手でふりあげるというシーンを書きました。

運動神経がいいのは、歩道橋をとび降りるシーンからです。段を超えてとび降りることができるのは、運動神経がいいのではないかという考えからです。
伝説の不良という設定は、竜との会話の流れからです。
2023.12.24


真田魅真