《あとがき》
第五十六話でコエンマが、ヒロインは人間界では、低級妖怪なみに妖力をおさえなきゃいけないとか、人間の前では人間の姿でいなきゃいけないと言っていたのに、なんで人間(おもに幽助や桑原)の前で妖怪の姿になったり、妖力を戻そうとしているの？とつっこまれそうなので、補足しておきます。

実は、本編には書ききれませんでしたが、ヒロインは幽助のパートナーになった時、不足の事態に際して、妖力をＡ級の下位程度に戻すことと、事情を知ってる人間の前でなら、妖怪の姿に戻ることを許可されてます。
もちろん、Ａ級まで妖力を戻すのは、戸愚呂のような強力な妖怪相手に対してのみという条件つきです。
戸愚呂以下の妖怪相手には、相手の妖力に応じて…といった感じです。

なので、ヒロインが普段、低級妖怪なみに妖力をおさえているのに、今までの霊界探偵の任務や暗黒武術会で、敵相手に有利に戦えていたのは、コエンマから許可をもらっていたからなんです。
もちろん、ヒロインが経験が豊富だから…というのもありますが…。
2019.12.25


真田魅真