05
夢小説設定
ご利用の端末、あるいはブラウザ設定では夢小説機能をご利用になることができません。
古いスマートフォン端末や、一部ブラウザのプライベートブラウジング機能をご利用の際は、機能に制限が掛かることがございます。
さっ、と出す。
夏海が言う切り札とやらは、神楽のお面であった。
それを顔に装着する。
コホン、と咳払いをして神威に近付く。
すぅ……と息を吸う。
「馬鹿兄貴!さっさっと起きるアル!!」
我ながら上手く出せたと思う。
胸を張ってそんなことを思っていると、神威がゆらりと起き上がる。
夏海がお面を外そうと手顔に近付けたときだった。
「何してるの?夏海」
神威によってお面を外された。
目の前に満面の笑みをした神威が夏海を見つめる。
何だかやってはいけないようなことをしてしまった気がする。
「いや、ね!神威がソファーで寝てたから起こしてあげようと思って……」
言い訳的なことを言ってみるが神威には効かず。
冷や汗がダラダラと出る。
何か言おうと思って口を開いたときだった。
「へー 俺と神楽が仲悪いの知ってるよね?」
「……ししし知ってるよ?」
「嫌がらせ?」
更に笑みが深くなる。
いや、もう怒っているようにしか見えない。
ずいずい近付いてくる神威に夏海は身の危険を感じた。
その場から逃げ出し、ドアの所から顔を半分出した。
「い、嫌がらせなんかじゃないんだから!」
そして顔を引っ込めてその場から去った。
残された神威は笑顔のまま立ち尽くした。
「ないんだから!……ってツンデレかよ」
切り札── とっておきの、最も有力な手段。
ピンチなときに使うのが普通だ。
神威は思った。
夏海にとっての切り札はツンデレなのでは?と。
そんなことを思う今日この頃。
To be continue...
10.01.30