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夢小説設定
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ベッドから起き上がり、部屋の中を捜す。
が、神威はいない。
「……神威」
何故か胸騒ぎがする。
自然と脈を打つ速さが増していく。
どうしようもなくその場で立ち尽くしている時だった。
大きな音を立ててドアが開いた。
驚いてドアの方を向くと血だらけの神威が立っていた。
先程まであった胸騒ぎがなんなのか、これを見て理解した。
「神威、どこ行ってたの?その血、どうしたの?」
神威に駆け寄って問いかけると、神威は何も答えない。
「ねぇ、神威聞いて「何で何も言ってくれなかったの?」……え?」
手首を掴まれ、神威が目を開眼して見つめてくる。
その瞳に哀しみと僅かな怒りが見えた。
「何って……何が?」
「夏海、この前服汚れてたでしょ」
「う、うん」
神威の瞳が私を捕らえて離さない。
手を振りほどきたくても何故か出来ない。
「あの日、夏海殺されそうになったんでしょ」
「…………違うよ?」
「嘘だ。あの後、夏海が寝てた時“助けて”って言ってた」
神威に言われて思い出せなかったことを思い出した。
あの日江戸に買い出しに来ていた。
その時、突然天人に襲われた。
『夜兎の姫の力は絶大だ、食えば長生き出来るぞ……』
そんな事を言っていた。
本当に殺されそうになった。
でも無事に逃げれた。
こんなの、神威に言えまいと口に出さなかった。
「神威に心配させたくなかったの!言ったら神威、絶対やり返しに行くと思って……!!」
泣きじゃくる夏海。
それを見て神威は夏海を抱き締めた。
生臭い血の臭いが鼻につく。
そんなのは気にしないかのように涙を流す。
「見えるよ……神威」
「何が?」
「見えるの、光が」
「ここに電気があるから当然だろ」
そうだね、ここは部屋の中。
電気があるんだから光があって当然だね。
でもね、その光とは違う、明るい光があるんだよ。
後少し……後少しで掴めるの、近いの……
To be continue...
09.12.20