21
夢小説設定
ご利用の端末、あるいはブラウザ設定では夢小説機能をご利用になることができません。
古いスマートフォン端末や、一部ブラウザのプライベートブラウジング機能をご利用の際は、機能に制限が掛かることがございます。
別に捜して欲しかった訳じゃない
見つけて欲しかった訳じゃない
ただ、確かめたかったんだ
私は1人じゃない
誰か傍にいるんだと。
温もりを確かめたかったんだ…
「……神威」
「朝起きてから、今までずっと捜してた…
昨日は俺が悪かった…
でもこれだけ分かってほしい
真実を知って哀しむ夏海を見たくなかったんだ…」
神威の声は心なしか、少し震えていた気がした。
きっと神威も温もりを、私をなくしたくなかったんだ。
1人になりたくなかったんだ…
「…うん、わかった…」
私は神威の方へとゆっくり方向を変えた。
「私、神威をなくしたくなかったんだ…
だから私が知らない事を埋めたかった」
神威と目が合う。
「でもいいの。
神威が傍にいてくれれば…
私はそれだけでいいの…」
「…俺も夏海を失いたくなかった
昨日夏海が部屋を出て行った時、俺は追いかけなかった…
真実を教えた方がいいのか、教えない方がいいのか…」
神威はいつもと違う、哀しそうな表情をしながら言ってきた。
「真実を教えるのはもう少し後でいい…?」
哀しそうな顔を見て私は不意に神威を抱き締めた。
「…##NAME2##っ」
「“ほら、俺がいるから。
お前は1人じゃない…
だから泣くな、 な?”」
銀ちゃんの言葉が出た。
「父さんと母さんがいなくなった時に私がかけてもらった魔法…
さっき思い出したの……」
ふわりと微笑んだ。
すると神威が親指で私の涙を拭いた。
少しの間、神威と見つめ合う。
そして神威の顔が近づいてきた。
私は静かに目を閉じた。
─傍にいてくれるから1人じゃない─
⇒あとがき