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そしてかき氷頬張り大会が始まった。
義父さんも出場したようだけど、第2ラウンドでギブアップしてしまった。
第3ラウンド、第4ラウンドど次々に事が進んでいった。
最終的に残ったのは、神威とデブの人。
「……デブの人なんかにキスしたくないよ…」
お願い…神威。
勝って……っ!!
《では、決勝戦。よーい…ドンッ!!》
始まった。
最後の戦いが。
私は神威が優勝する事だけを願った。
《決勝戦は、かき氷を早く20杯食べた方が勝ちになります!
今は神威さんがリードしています!!
神威さん後5杯だァ~!!》
オォーッとみんなの歓声があがる。
私は神威が負けないか不安でいっぱいで声を出してるひまなんかなかった。
「最後の1杯おかわり~」
《神威さん、最後の1杯です!!
勝敗はもう決定してしまいました!!》
「神威…」
ガチャン
「ゴチソウサマ♪」
《圧倒的な速さで神威さん、優勝です!!おめでとうございます、神威さん!》
どうやら神威が優勝したみたいだ。
「ねぇ、優勝したら夏海がキスしてくれるんだよね?」
《えぇ、そうですよ》
「だから、夏海~早くキスしてー」
こ…ここで!?う、みんなの視線が私に刺さる~っ!
ええい!もうヤケだ!!
私は神威の方へ走った。
「神威ーッ!!」
「夏海」
神威は両手を広げた。
私は神威に抱きついた。
「神威のバカ。この前のヤツ…ホントは嘘…だから、ね…」
「キスしてあげなくもないんだからっ」
オォーっとみんな声を出した。
中にはヒューヒュー言ってる人もいるし…もうヤダっ!!
「みんな俺らのこと羨ましがってるね」
「か、神威のバカァーッ!!先に部屋に戻るぅぅ!!」
全速力で走り出した。
今すぐにここから出たかったから。