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あなたのお名前
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──夢を見た。
私がまだ4、5歳ぐらいの頃の夢。
まだその頃は父さんと母さんがいて、家族3人で仲良く暮らしていて…
だけどある日、父さんと母さんは私を1人置いてどこかに行ってしまった。
まだ幼い私にはどうして母さん達が私を1人置いて行ったのかが考えられなくてずっとその場で泣きじゃくっていた夢──
「……ん…寝ちゃっ………た…」
「おはよ、夏海」
私が起きたら目の前に神威がいた。
え、いつからいたの!?
「ん?結構前からだヨ」
「結構前!?ってか、人の心読まないで!!」
ニコニコとしていた神威は、目を開いて私をずっと見ている。
「な、何?」
「泣いてたでしょ?涙出てる」
そういって神威は私の涙を親指で拭いた。
「ウソっ私、泣いてた?!」
「ウン」
神威は私が泣いてたのを知ってるらしい。
その過程からみると結構前からいた事が分かる。
しばしの沈黙の間があき、神威が口を開いた。
「夏海、俺と一緒に来ない?」
「……え?」
「ずっと1人だったでしょ?」
「う、うん」
「だから一緒に行こう?」
「…いいの?」
「俺が言ってること信じられないの?」
「ううん、信じてるよ。だから私、神威と一緒に行く」
「うん、じゃあ行こうか」
そうして私は神威と一緒に行くことにした。
─もう、独りぼっちはイヤだもん…─
To be continue...
09.03.20