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君のことは知っていた。
夜兎だけど、少し特別。
俺の周りにいるヤツらは君を遠くから見て興奮気味だった。
俺は最初、そんなヤツらを見て、なんで同じ夜兎なのに嬉しそうにしてるんだ?なんて思ってた。
正直、興味がなかった。
だけど、オヤジに連れられて君に逢った時、周りのヤツらの気持ちが分かった気がした。
君は、夏海は……
夜兎には向いていないような、儚げな感じだった。
今の夏海もそうだ。
消えてしまいそうな…
「俺の傍からいなくなろうとしないで」
「……だって…私…」
そう言ってまた涙を流し始める。
本当に夜兎に向いてないよね…
「誰がなんと言おうと俺は夏海を離さない」
我ながらクサい台詞だと思ったよ。
思ったけど、今夏海に言わないとどこか行ってしまいそうな気がしたんでね。
「……本当に離さない?」
おっと?俺の背中の服握りながらそんなこと言わないでよ。
困るじゃないか。(←嘘)
「離さないよ」
そう返すと夏海は更に強く握った。
これでも表情は変わってないけどすごく嬉しいんだよ?
お?夏海が顔を上げた。
「…ありがとう」
「……!」
その微笑みは反則だヨ。
このままだと夏海に何しでかすか分からないなぁ…
アレ?夏海なんか痩せた?(←変態)
「……神威?」
「何?」
「何って… ドコ触ってるの?」
夏海の腰辺りを触っていたらどうやら触っていたのがバレたらしい(当然だろ)
「え?夏海の腰辺りだけど?」
──ぷちっ
ん?なんか今“ぷちっ”って音が聞こえたような…
そう思ってるのも束の間。
視界の隅には夏海の手のひら。
乾いた音がその場に響いた。
「いって…」
「サイッテー!」
最後にドン!と押された。
流石夜兎の姫ってことで力も半端ない。
スタスタと夏海は行ってしまった。
「まぁ、一件落着かな?」
俺は夏海が行ってしまった跡をしばらく見つめていた。
─君のことは知っているんだ─
⇒あとがき
夜兎だけど、少し特別。
俺の周りにいるヤツらは君を遠くから見て興奮気味だった。
俺は最初、そんなヤツらを見て、なんで同じ夜兎なのに嬉しそうにしてるんだ?なんて思ってた。
正直、興味がなかった。
だけど、オヤジに連れられて君に逢った時、周りのヤツらの気持ちが分かった気がした。
君は、夏海は……
夜兎には向いていないような、儚げな感じだった。
今の夏海もそうだ。
消えてしまいそうな…
「俺の傍からいなくなろうとしないで」
「……だって…私…」
そう言ってまた涙を流し始める。
本当に夜兎に向いてないよね…
「誰がなんと言おうと俺は夏海を離さない」
我ながらクサい台詞だと思ったよ。
思ったけど、今夏海に言わないとどこか行ってしまいそうな気がしたんでね。
「……本当に離さない?」
おっと?俺の背中の服握りながらそんなこと言わないでよ。
困るじゃないか。(←嘘)
「離さないよ」
そう返すと夏海は更に強く握った。
これでも表情は変わってないけどすごく嬉しいんだよ?
お?夏海が顔を上げた。
「…ありがとう」
「……!」
その微笑みは反則だヨ。
このままだと夏海に何しでかすか分からないなぁ…
アレ?夏海なんか痩せた?(←変態)
「……神威?」
「何?」
「何って… ドコ触ってるの?」
夏海の腰辺りを触っていたらどうやら触っていたのがバレたらしい(当然だろ)
「え?夏海の腰辺りだけど?」
──ぷちっ
ん?なんか今“ぷちっ”って音が聞こえたような…
そう思ってるのも束の間。
視界の隅には夏海の手のひら。
乾いた音がその場に響いた。
「いって…」
「サイッテー!」
最後にドン!と押された。
流石夜兎の姫ってことで力も半端ない。
スタスタと夏海は行ってしまった。
「まぁ、一件落着かな?」
俺は夏海が行ってしまった跡をしばらく見つめていた。
─君のことは知っているんだ─
⇒あとがき