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聖杯戦争の記憶
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「……つまり、雁夜さんは今、来年に向けて魔術師になるために無理やりな方法で修行していて、連絡ができなかった、ということですよね……?」
信じられなさ過ぎて世界は広いなぁなんて呑気な感想しか出てこなかった。
「そう、だね。心配、かけてごめん、ね。」
ふわっと、やさしく頭を撫でられる。
時々公園で話してる時にもしてくれていた。
例えば私が落ち込んでたり、疲れていたり。優しい言葉とともにしてくれて、何度それに救われただろう。
「して、子娘。実際のところどうなんじゃ」
「どう、とは……?」
「雁夜の事が好きなのかどうかということじゃよ 」
予想外の質問にふたりして驚く。
私は彼があの、女の人のことが好きなのは知っていたからこそ隠していたのにこのお爺さんは……!
言葉に詰まっていると
「ジジイ、星太ちゃんは、関係ない。巻き込むなよ。」
と凄い剣幕でお爺さんを見ていた。
「でもどうじゃ?仮に小娘がおぬしの少ない魔力を補強した場合、その身の痛さも寿命も変わるぞい」
そう言って私の方を見る。
彼が大切な人を守りたいのと同じで私だって彼を守りたい。
少しでも力になれるのであれば何だってできる。そう思った。
もちろん、彼はふざけるなといった顔をしていたが私は彼が口を開く前に自分の意思を口にした
「……私は魔術なんて全然分からないけど雁夜さんの力になれるのであれば何だってしてもいい。いや、したい。
……だって私にとっての大切な人は雁夜さんだから。」
もう引き返せないと思った。
そして彼に幻滅されたとも思った。
だって公園であっただけの女子高生が自分のためになら何でもすると言っているのだ。
それでも、例え迷惑だろうとここまで知ってしまっては知らんぷりはできない。
いま、私に出来ることがあるなら少しでも力になりたいという感情が止まらなかった。
すると彼は
「……星太ちゃん。君は、かかわらない方がいい。」
「嫌です。迷惑なのは分かってますし、危険なことも分かってます。でも、私はそれでも雁夜さんの力になりたいんです!」
我ながらあの時はしつこかったと思う。
それでも引けなかった。
「……本当に、いい、の?」
「はい」
「もう、引き返せない、よ?」
「大丈夫です。」
だって貴方のためだもの
信じられなさ過ぎて世界は広いなぁなんて呑気な感想しか出てこなかった。
「そう、だね。心配、かけてごめん、ね。」
ふわっと、やさしく頭を撫でられる。
時々公園で話してる時にもしてくれていた。
例えば私が落ち込んでたり、疲れていたり。優しい言葉とともにしてくれて、何度それに救われただろう。
「して、子娘。実際のところどうなんじゃ」
「どう、とは……?」
「雁夜の事が好きなのかどうかということじゃよ 」
予想外の質問にふたりして驚く。
私は彼があの、女の人のことが好きなのは知っていたからこそ隠していたのにこのお爺さんは……!
言葉に詰まっていると
「ジジイ、星太ちゃんは、関係ない。巻き込むなよ。」
と凄い剣幕でお爺さんを見ていた。
「でもどうじゃ?仮に小娘がおぬしの少ない魔力を補強した場合、その身の痛さも寿命も変わるぞい」
そう言って私の方を見る。
彼が大切な人を守りたいのと同じで私だって彼を守りたい。
少しでも力になれるのであれば何だってできる。そう思った。
もちろん、彼はふざけるなといった顔をしていたが私は彼が口を開く前に自分の意思を口にした
「……私は魔術なんて全然分からないけど雁夜さんの力になれるのであれば何だってしてもいい。いや、したい。
……だって私にとっての大切な人は雁夜さんだから。」
もう引き返せないと思った。
そして彼に幻滅されたとも思った。
だって公園であっただけの女子高生が自分のためになら何でもすると言っているのだ。
それでも、例え迷惑だろうとここまで知ってしまっては知らんぷりはできない。
いま、私に出来ることがあるなら少しでも力になりたいという感情が止まらなかった。
すると彼は
「……星太ちゃん。君は、かかわらない方がいい。」
「嫌です。迷惑なのは分かってますし、危険なことも分かってます。でも、私はそれでも雁夜さんの力になりたいんです!」
我ながらあの時はしつこかったと思う。
それでも引けなかった。
「……本当に、いい、の?」
「はい」
「もう、引き返せない、よ?」
「大丈夫です。」
だって貴方のためだもの
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