名前に関して“その名の通り“などといった記述があるかもしれませんが読みとばしてください
賢者の石
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ドラコを送り出して私は改めてハリー達に目をやる。
おや、と目を瞬かせる。少し思っていたのと違ったから。何だかハリーは特に映画のイメージが強かったけれど他の子とも同じように少しばかり見た目が違うのだ。みんな映画とは大なり小なり違いがあるのだ。ハーマイオニーは少しばかり髪がボサッとしていたし…ちょっと出っ歯だったし。あ、けれど美女へのポテンシャルを秘めている感じはした。
ハリーは思っていたよりも髪が長かった。あと結構癖っ毛。くしゃくしゃしてる。
ロンは…あんまり特筆すべき違いがないように見える。そばかすがあるけど。かわいらしい顔立ちのまま。
この身体の記憶を思い返すとやっぱり映画の方が顔整っているキャラ多いなぁ…しゃあない相手は映画に出れる顔面である。スクリーンに映っても悲惨にならないんだし。まあドラコも少しばかり映画と見た目が違うしお母様だなんてきれいなブロンド一色だし何もおかしなことではないのだけれど。
困ったな、と改めて思う。おそらくだがこの世界は原作寄りだ。それの何が困るかといえば私は原作も好きだがあの文章量に戦おののいていつも映画ばかり見ていたのだ。相違点を忘れていないと良いけれど、と祈った。
「ね、ねえ!君、座ったら?」
ロンが上ずった声で話しかけてくるのにきょとんとした様子で答える。
「あら、よろしいの?」
「だって僕らだけ座っているのも変だし…」
あれドラコには席進めてなくね?と思ったけどクラッブとゴイルのうちどちらかはあぶれるもんな。しゃーない。
椅子に腰かけると鼠がお菓子の箱の中に入りやがった。無駄に大きくてふかふかとしていそうでさわり心地が良さそうである。あと愛嬌のある顔立ちをしている。
…裏切ったくせに!なんでそんなかわいい姿なんだよ!裏切ったくせに!いや私は裏切られていないけど。……鼠、飼おうかな。
………やめとこう。アンジェにペロリと平らげられかねない。
「にしても君があの天使かあ…」
いつからか呼ばれ出したあだ名で呼ばれる。本人を前に良く言うなあ…堂々と言われたの初めてだ。
それにじろじろと不躾に眺められるのはあまり好きじゃない。ムッとしてしまい思わず大人げなくからかうことにした。苛立ちは一切表情に出さず砕けたような笑みを浮かべる。
「なあに?お眼鏡にかなわなかったかしら?」
言外に天使に相応しい外見じゃないってことか?ああん?と言う。
「え!いいや!別にそういうわけじゃ…」
じっと瞳を見つめる。あまりのわかりやすさにすぐそらし何だかどうでも良くなってくすくすと笑う。
「冗談よ。」
ふとハリーがあまりに黙りこくっているので気になってハリーの方を見ると目をさっとそらされる。変だなと思われていると悟った。
けれど何がだろう?
───もしかして従姉だと感づいた!?組み分けのときにどうせばれるだろうとはいえ今ばれるのは面倒だ、と思いそっとばれないように瞳を覗き込む。気づいた様子が全くないことを確認し安堵する。
ちなみに組分けのときにばれるのはなぜか私の苗字がポッターで登録されているからである。いや血縁がポッター家だからなのはしゃーないけど養女なんだしマルフォイでも良くない?とか普通お父さんの苗字じゃない?という気がする。誰だか知らんが。何で誰も教えてくれないんだろー?今さら取られるのが嫌だとかお父さんが犯罪者だとか?
…もしお父様が実父だとしたら完全なる修羅場だがあまり可能性としては低さそうなんだよな。
まあそんなことはさておきはてさてではなんでこんなにもハリーは呆けているんだろ?と思いじっと見つめていると耳が赤くなったのを見てははーんと思った。
私ビジュ良いもんね~わかる!わかる!
自意識過剰だとかナルシストだとか思うだろうけど本当に今世の私ビジュが良い。ヴィーラとタメはれるレベルである。えぐい。母方から流れるブラック家の血だろうか。私は実母に良く似ているらしいし。
ハリポタの世界に産まれてきたとかいう衝撃が吹っ飛ぶくらいである。前世でどんな徳積んだらこんなのになるんだろ…特に積んだ覚えないな…転生特典というやつかそれともハリポタ世界に飛ばされた私を憐れんだのか…。
いや別に私もハリポタ世界に憧れたことがないといえば嘘になるよ?けれどこわいもん!
あと20年後とかでヴォルデモートが完全に滅んでいてほどよい感じのマグルもしくは親マグルの中流家庭で産まれてホグワーツ内で電子機器使えるとかだったら喜び勇んでいくよ?ハリポタ世界に。まあいくもなにももういるんだけど!
「私の弟が世話をかけてしまったようね?申し訳ないわ。ドラコも悪気はないのよ。許してあげて。」
「悪気がないなんてことあるもんか。あいつ…」
「でもこういうことは言いたくないけれどあなた方もドラコの名前を侮辱したでしょう?大切なお母様達からの授かり物よ?あなた方だって侮辱されたら嫌でしょう?」
「それは…そうだけど…」
「まああの子に非があったことは確かね。姉として謝罪するわ。」
いや、ほんとうに。
ドラコはどうしてあんなに喧嘩腰なんだろう…と思ったがあれか、周りの人間みんなに基本的に甘やかされていてその上厳しくされるとしたら両親に優秀であることを求められるときだけ。つまりは他より優位であれば厳しくされないし基本的にみなドラコをたてるせいで挫折とか知らない上に舐められたら終わり的などこぞの不良みたいな思考になっているのか。
あと対ロンについては100%お父様のせいだろう。お父様のアンチウィーズリーぶりえぐい。いや本当に。え?そこまで言う?ってレベル。お父様があんなにむきになったりしているの初めて見たもん。
ていうかお父様が目に見えて怒っているのって基本ウィーズリー家関連である。何であんなに仲悪いんだよ…目の敵にするんだよ…。マグルよりも嫌っているじゃん…。
同じ純血一族なのに親マグルだからか。うーん敵よりも仲間から裏切った人間の方が憎い的な感じなのかなあ…。良くわかんない。学生時代に何かあったのかしら。そういえば私あまりに仲が悪いから同い年だったのかな?とか勘違いしていたけれどロンのお父さんの方がお父様よりも4年ほど先輩である。
いや本音と建前使い分けるのがマルフォイ家でしょう。なんで4歳も離れた相手にあんな感情的になるのよ。問題があったのは入学前か?入学前なのか?
なあんてどうでも良いことを考えているとハリーとロンの会話の雲行きは怪しくなり少しずつドラコの悪口になっていった。いやその悪口の張本人の姉が目の前にいるんですけど!?義姉だけど!
思いがあまったのか口からぽつんと言葉がまろびでる。
「そんなにスリザリンは悪いところかしら?」
「え?何言っているんだ?だってあの人がいたんだぞ?」
「…確かに例のあの人はスリザリン出身だし、死喰い人も多く排出しているわ。けれどお父様の後輩にもマグル生まれはいるし…よく邸にいらっしやまる方は半純血よ?。」
ちなみにスネイプ教授のことである。よくとまではいわないがたまにくる。毎度毎度苦虫を噛み潰したような目で見られていた。
「それにグリフィンドールからだって死喰い人がでているわ。…たかだか寮で…11のときの素質だけで仲良しかどうか変わるなんて、魔法界でのこれからの一生がかわるなんてばかげているわよ。」
思わず本音を吐露するように吐き捨ててしまった。
「…」
「…あら、急におしかけて変な話をしてしまってごめんなさい。私、もう戻るわね。ドラコ達が待っているわ。」
静まり帰ったコンパメート内があまりに気まずくて立ち上がり出る。
「君はきっとスリザリンになるんだろうね」
去り際に告げられた言葉に虚をつかれたような顔で目をぱちぱちとさせたあとに顔をしかめる。家系的なことから言われたセリフなのだろう。そういったロンはどこか寂しげに思えた。
まあ私はそんなことはないとわかってはいるが。ポッターの姓を名乗るのに堂々とスリザリンに入寮できるほど図太くないんだよなあ。だけどマルフォイ家の人間でないと、ハリーの従兄弟であるとまだ悟られたくない。そうして心にもない言葉を囁く。
「そうかもしれないわね…」
カツンカツンと靴をならしながら出て一定のところで足を止めた。ハリーがロンに話しかける声が聞こえる。盗み聞きなんて下品だって?知ってるよ!私もそう思うよ!
「そういえば何で天使なわけ?天使というより…ええっと魔女とかそういう感じじゃない?」
失礼だな!何で魔女?ていうか魔法使えるし私普通に魔女なのでは?そう思っているとロンが代弁してくれた。
「魔女だなんて当たり前のことじゃないか!なんでそんなのがあだ名になるんだ?」
「え…あーそっか!僕ら魔法使いだもんね!」
得心がいったような声が聞こえる。さては忘れていたな。
「マルフォイ家の天使っていわれているのはマルフォイのやつなのに誰にでも…それこそマグル生まれや屋敷にすら同じように接することといつも白い服を着ているから…らしいよ!」
「へえ…ねえ屋敷しもべ妖精って何?」
「え⁈君知らないの?屋敷しもべっていうのは…」
ロンがハリーに説明しているのが聞こえた。確かにその意味合いはあるけれどそれだけで天使だなんて呼ばれない。はじめは皮肉だった。全く両親に似ていない私を隔世遺伝かと思いながらも変だと思っていたくちさがない周囲が天使や妖精にでも取り替えられたのではないか。
チェンジリングなのではないか。
また急に一歳になって表舞台に現れた私を怪しんで揶揄する意味でマルフォイの天使と呼ばれるようになった。その後に平等だからとか白を好むという後付けがなされたのだ。
ハーマイオニーがこの車両に入ってくるのを遠目から視認したのでさっさとドラコ達の元へと向かった。
ゆっくりしてしまったからか顔を見るなり「何をやっていたんですか?」とむくれるドラコを怒るのも忘れてかわいいわねとぎゅっぎゅと抱き締めた。これが最後になるかもしれないから。
おや、と目を瞬かせる。少し思っていたのと違ったから。何だかハリーは特に映画のイメージが強かったけれど他の子とも同じように少しばかり見た目が違うのだ。みんな映画とは大なり小なり違いがあるのだ。ハーマイオニーは少しばかり髪がボサッとしていたし…ちょっと出っ歯だったし。あ、けれど美女へのポテンシャルを秘めている感じはした。
ハリーは思っていたよりも髪が長かった。あと結構癖っ毛。くしゃくしゃしてる。
ロンは…あんまり特筆すべき違いがないように見える。そばかすがあるけど。かわいらしい顔立ちのまま。
この身体の記憶を思い返すとやっぱり映画の方が顔整っているキャラ多いなぁ…しゃあない相手は映画に出れる顔面である。スクリーンに映っても悲惨にならないんだし。まあドラコも少しばかり映画と見た目が違うしお母様だなんてきれいなブロンド一色だし何もおかしなことではないのだけれど。
困ったな、と改めて思う。おそらくだがこの世界は原作寄りだ。それの何が困るかといえば私は原作も好きだがあの文章量に戦おののいていつも映画ばかり見ていたのだ。相違点を忘れていないと良いけれど、と祈った。
「ね、ねえ!君、座ったら?」
ロンが上ずった声で話しかけてくるのにきょとんとした様子で答える。
「あら、よろしいの?」
「だって僕らだけ座っているのも変だし…」
あれドラコには席進めてなくね?と思ったけどクラッブとゴイルのうちどちらかはあぶれるもんな。しゃーない。
椅子に腰かけると鼠がお菓子の箱の中に入りやがった。無駄に大きくてふかふかとしていそうでさわり心地が良さそうである。あと愛嬌のある顔立ちをしている。
…裏切ったくせに!なんでそんなかわいい姿なんだよ!裏切ったくせに!いや私は裏切られていないけど。……鼠、飼おうかな。
………やめとこう。アンジェにペロリと平らげられかねない。
「にしても君があの天使かあ…」
いつからか呼ばれ出したあだ名で呼ばれる。本人を前に良く言うなあ…堂々と言われたの初めてだ。
それにじろじろと不躾に眺められるのはあまり好きじゃない。ムッとしてしまい思わず大人げなくからかうことにした。苛立ちは一切表情に出さず砕けたような笑みを浮かべる。
「なあに?お眼鏡にかなわなかったかしら?」
言外に天使に相応しい外見じゃないってことか?ああん?と言う。
「え!いいや!別にそういうわけじゃ…」
じっと瞳を見つめる。あまりのわかりやすさにすぐそらし何だかどうでも良くなってくすくすと笑う。
「冗談よ。」
ふとハリーがあまりに黙りこくっているので気になってハリーの方を見ると目をさっとそらされる。変だなと思われていると悟った。
けれど何がだろう?
───もしかして従姉だと感づいた!?組み分けのときにどうせばれるだろうとはいえ今ばれるのは面倒だ、と思いそっとばれないように瞳を覗き込む。気づいた様子が全くないことを確認し安堵する。
ちなみに組分けのときにばれるのはなぜか私の苗字がポッターで登録されているからである。いや血縁がポッター家だからなのはしゃーないけど養女なんだしマルフォイでも良くない?とか普通お父さんの苗字じゃない?という気がする。誰だか知らんが。何で誰も教えてくれないんだろー?今さら取られるのが嫌だとかお父さんが犯罪者だとか?
…もしお父様が実父だとしたら完全なる修羅場だがあまり可能性としては低さそうなんだよな。
まあそんなことはさておきはてさてではなんでこんなにもハリーは呆けているんだろ?と思いじっと見つめていると耳が赤くなったのを見てははーんと思った。
私ビジュ良いもんね~わかる!わかる!
自意識過剰だとかナルシストだとか思うだろうけど本当に今世の私ビジュが良い。ヴィーラとタメはれるレベルである。えぐい。母方から流れるブラック家の血だろうか。私は実母に良く似ているらしいし。
ハリポタの世界に産まれてきたとかいう衝撃が吹っ飛ぶくらいである。前世でどんな徳積んだらこんなのになるんだろ…特に積んだ覚えないな…転生特典というやつかそれともハリポタ世界に飛ばされた私を憐れんだのか…。
いや別に私もハリポタ世界に憧れたことがないといえば嘘になるよ?けれどこわいもん!
あと20年後とかでヴォルデモートが完全に滅んでいてほどよい感じのマグルもしくは親マグルの中流家庭で産まれてホグワーツ内で電子機器使えるとかだったら喜び勇んでいくよ?ハリポタ世界に。まあいくもなにももういるんだけど!
「私の弟が世話をかけてしまったようね?申し訳ないわ。ドラコも悪気はないのよ。許してあげて。」
「悪気がないなんてことあるもんか。あいつ…」
「でもこういうことは言いたくないけれどあなた方もドラコの名前を侮辱したでしょう?大切なお母様達からの授かり物よ?あなた方だって侮辱されたら嫌でしょう?」
「それは…そうだけど…」
「まああの子に非があったことは確かね。姉として謝罪するわ。」
いや、ほんとうに。
ドラコはどうしてあんなに喧嘩腰なんだろう…と思ったがあれか、周りの人間みんなに基本的に甘やかされていてその上厳しくされるとしたら両親に優秀であることを求められるときだけ。つまりは他より優位であれば厳しくされないし基本的にみなドラコをたてるせいで挫折とか知らない上に舐められたら終わり的などこぞの不良みたいな思考になっているのか。
あと対ロンについては100%お父様のせいだろう。お父様のアンチウィーズリーぶりえぐい。いや本当に。え?そこまで言う?ってレベル。お父様があんなにむきになったりしているの初めて見たもん。
ていうかお父様が目に見えて怒っているのって基本ウィーズリー家関連である。何であんなに仲悪いんだよ…目の敵にするんだよ…。マグルよりも嫌っているじゃん…。
同じ純血一族なのに親マグルだからか。うーん敵よりも仲間から裏切った人間の方が憎い的な感じなのかなあ…。良くわかんない。学生時代に何かあったのかしら。そういえば私あまりに仲が悪いから同い年だったのかな?とか勘違いしていたけれどロンのお父さんの方がお父様よりも4年ほど先輩である。
いや本音と建前使い分けるのがマルフォイ家でしょう。なんで4歳も離れた相手にあんな感情的になるのよ。問題があったのは入学前か?入学前なのか?
なあんてどうでも良いことを考えているとハリーとロンの会話の雲行きは怪しくなり少しずつドラコの悪口になっていった。いやその悪口の張本人の姉が目の前にいるんですけど!?義姉だけど!
思いがあまったのか口からぽつんと言葉がまろびでる。
「そんなにスリザリンは悪いところかしら?」
「え?何言っているんだ?だってあの人がいたんだぞ?」
「…確かに例のあの人はスリザリン出身だし、死喰い人も多く排出しているわ。けれどお父様の後輩にもマグル生まれはいるし…よく邸にいらっしやまる方は半純血よ?。」
ちなみにスネイプ教授のことである。よくとまではいわないがたまにくる。毎度毎度苦虫を噛み潰したような目で見られていた。
「それにグリフィンドールからだって死喰い人がでているわ。…たかだか寮で…11のときの素質だけで仲良しかどうか変わるなんて、魔法界でのこれからの一生がかわるなんてばかげているわよ。」
思わず本音を吐露するように吐き捨ててしまった。
「…」
「…あら、急におしかけて変な話をしてしまってごめんなさい。私、もう戻るわね。ドラコ達が待っているわ。」
静まり帰ったコンパメート内があまりに気まずくて立ち上がり出る。
「君はきっとスリザリンになるんだろうね」
去り際に告げられた言葉に虚をつかれたような顔で目をぱちぱちとさせたあとに顔をしかめる。家系的なことから言われたセリフなのだろう。そういったロンはどこか寂しげに思えた。
まあ私はそんなことはないとわかってはいるが。ポッターの姓を名乗るのに堂々とスリザリンに入寮できるほど図太くないんだよなあ。だけどマルフォイ家の人間でないと、ハリーの従兄弟であるとまだ悟られたくない。そうして心にもない言葉を囁く。
「そうかもしれないわね…」
カツンカツンと靴をならしながら出て一定のところで足を止めた。ハリーがロンに話しかける声が聞こえる。盗み聞きなんて下品だって?知ってるよ!私もそう思うよ!
「そういえば何で天使なわけ?天使というより…ええっと魔女とかそういう感じじゃない?」
失礼だな!何で魔女?ていうか魔法使えるし私普通に魔女なのでは?そう思っているとロンが代弁してくれた。
「魔女だなんて当たり前のことじゃないか!なんでそんなのがあだ名になるんだ?」
「え…あーそっか!僕ら魔法使いだもんね!」
得心がいったような声が聞こえる。さては忘れていたな。
「マルフォイ家の天使っていわれているのはマルフォイのやつなのに誰にでも…それこそマグル生まれや屋敷にすら同じように接することといつも白い服を着ているから…らしいよ!」
「へえ…ねえ屋敷しもべ妖精って何?」
「え⁈君知らないの?屋敷しもべっていうのは…」
ロンがハリーに説明しているのが聞こえた。確かにその意味合いはあるけれどそれだけで天使だなんて呼ばれない。はじめは皮肉だった。全く両親に似ていない私を隔世遺伝かと思いながらも変だと思っていたくちさがない周囲が天使や妖精にでも取り替えられたのではないか。
チェンジリングなのではないか。
また急に一歳になって表舞台に現れた私を怪しんで揶揄する意味でマルフォイの天使と呼ばれるようになった。その後に平等だからとか白を好むという後付けがなされたのだ。
ハーマイオニーがこの車両に入ってくるのを遠目から視認したのでさっさとドラコ達の元へと向かった。
ゆっくりしてしまったからか顔を見るなり「何をやっていたんですか?」とむくれるドラコを怒るのも忘れてかわいいわねとぎゅっぎゅと抱き締めた。これが最後になるかもしれないから。
