名前に関して“その名の通り“などといった記述があるかもしれませんが読みとばしてください
賢者の石
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もう用はないというように背を向けた先生の部屋にいつまでもいるわけにはいかず、すたこらさっさと退散することにする。その前に扉を開くべくドアノブに手をかけたまま振り向く。
「先生。私、先生の授業楽しみにしています」
それだけを告げて部屋から出てそっと音をたてないように扉を閉じる。のんびりと階段をあがっていると何かがぶつかり続けるような音が遠くから小さく聞こえ何かあったのかと駆け上がる。
広がった光景に虚をつかれて目を瞬かせた。
霧の都ロンドン__からそれなりに遠く離れているとはいえ同じ国内なだけある。
地下に潜る前は晴れ渡っていた空は真っ暗で絶えず地面に大粒の雨粒を打ち続けていた。
「ずいぶん降っているわね……」
「ああ……そうじゃの」
誰も居ないと思っていたものだから返ってきた言葉に肩を跳ねあげる。ゆっくりと振り向き見えた姿に目を合わさぬようにしながらゆったりと、無邪気に微笑む。
「こんにちは、ダンブルドア先生」
「こんにちは、ミスポッター。……少しばかり歩かないかのう……」
「光栄です」
断るのも何だか角が立ちそうだしなあ、と思って少しばかり面倒に思いながらも表向きすんなりと了承する。
学校の廊下に二人分の足音のみが響く。皆昼でも食べているのだろう。
「学校はどうじゃ?」
まだ来て二日目、実質初日でのこの質問……うーん。まあ形式的なものなのだろう。苦笑混じりにこたえる。
「まだ……授業は初日であまり勝手がわかっておりませんが楽しいです。みな良い子そうですし」
「そうかの、ハリーとはどうじゃ?」
「まるで弟が増えたみたいで楽しいですわ」
「それはよかった」
生徒の声が近づいてくるとすぐに別れた。あれは結局何だったのだろうか。地味に疲れた。
何だったで言えばスネイプ先生のした発言だ。血とはどういうことだ。血に関する病として浮かぶのはドラコの未来の花嫁アステリア・グリーングラス嬢だ。
血ということは親から受け継いだ病ということか。では実母か。それとも顔も知らず生きているかどうかもわからず生きているなら子供の養育をマルフォイ夫妻に押し付けたことになる実父か。もしも実父なのだとしたら先生は実父を知っているのだろうか。
***
晩餐前にスネイプ先生のお部屋へと行くもスネイプ先生はご在宅ではなく、入ってすぐのところにある机の上に手紙とともに木箱が置いてあった。両手で持てるほどの大きさの木箱を金具をいじって開け、中身を確認する。細い小瓶がぎっしりと敷き詰められている。ぱっと見て十や二十は入っていそうだった。
こんな大量の薬を朝から授業の合間に作ってくれたのか、すごいな、純粋に尊敬する。
手紙には二週間分の量が入っていることと、朝晩に飲むこと、少し改良したので不調などあればすぐに飲むよう、味に関する苦情は受け付けない、と書かれていた。
毎食後とか面倒だ、と思いはするが朝の絶妙な体調の悪さを思い出し大人しく忘れずに飲むことを決意する。別に食後など決められているわけではないし、理想は寝起きと就寝前らしいが就寝前に関しては屋敷でもないため忘れて寝てしまってはいけないからと食後すぐに飲むようにお母様に言われている。
食事が終わり、小箱から薬を一つ取り出す。透明の細長いガラス瓶の先にはまるで雫型のガラスがついておりそのガラスはコルクのように小瓶を塞いでいた。きゅっぽんという音と共に開き、薬をこくんと飲み込む。
なるほど、不思議な味だった。味といっていいのだろうか?食感?風味?なんだかさらさらしているというかすべすべしているというか…冷たく密度の濃いシルクを押し込んだ感じがした。あと、地味に金属みたいな味がした。魔法薬あるあるである馬鹿まずい味ではなかったのでよかった。変な舌触りであるが。
寮の自室では昨日、ぐっすり眠ったからかまだ寝たくなさそうな様子だった。私はすでに眠いというのに。みんな─主にラベンダーとパーバティだが─おしゃべりをしたくてたまらない様子だった。
今後のためにも円滑な人間関係を築く必要があるため、しかたなく眠気を押し殺しながらおしゃべりしていると質問を投げかけられる。
今日、何度かすでに聞かれていた質問に眠気もあいまってうんざりした。
「私 がハリーの父方のいとこでお母様達の養女だったというだけよ。何も不可解なことはないわ。なんにせよ、ドラコもハリーも私 の大切な家族なのよ」
「先生。私、先生の授業楽しみにしています」
それだけを告げて部屋から出てそっと音をたてないように扉を閉じる。のんびりと階段をあがっていると何かがぶつかり続けるような音が遠くから小さく聞こえ何かあったのかと駆け上がる。
広がった光景に虚をつかれて目を瞬かせた。
霧の都ロンドン__からそれなりに遠く離れているとはいえ同じ国内なだけある。
地下に潜る前は晴れ渡っていた空は真っ暗で絶えず地面に大粒の雨粒を打ち続けていた。
「ずいぶん降っているわね……」
「ああ……そうじゃの」
誰も居ないと思っていたものだから返ってきた言葉に肩を跳ねあげる。ゆっくりと振り向き見えた姿に目を合わさぬようにしながらゆったりと、無邪気に微笑む。
「こんにちは、ダンブルドア先生」
「こんにちは、ミスポッター。……少しばかり歩かないかのう……」
「光栄です」
断るのも何だか角が立ちそうだしなあ、と思って少しばかり面倒に思いながらも表向きすんなりと了承する。
学校の廊下に二人分の足音のみが響く。皆昼でも食べているのだろう。
「学校はどうじゃ?」
まだ来て二日目、実質初日でのこの質問……うーん。まあ形式的なものなのだろう。苦笑混じりにこたえる。
「まだ……授業は初日であまり勝手がわかっておりませんが楽しいです。みな良い子そうですし」
「そうかの、ハリーとはどうじゃ?」
「まるで弟が増えたみたいで楽しいですわ」
「それはよかった」
生徒の声が近づいてくるとすぐに別れた。あれは結局何だったのだろうか。地味に疲れた。
何だったで言えばスネイプ先生のした発言だ。血とはどういうことだ。血に関する病として浮かぶのはドラコの未来の花嫁アステリア・グリーングラス嬢だ。
血ということは親から受け継いだ病ということか。では実母か。それとも顔も知らず生きているかどうかもわからず生きているなら子供の養育をマルフォイ夫妻に押し付けたことになる実父か。もしも実父なのだとしたら先生は実父を知っているのだろうか。
***
晩餐前にスネイプ先生のお部屋へと行くもスネイプ先生はご在宅ではなく、入ってすぐのところにある机の上に手紙とともに木箱が置いてあった。両手で持てるほどの大きさの木箱を金具をいじって開け、中身を確認する。細い小瓶がぎっしりと敷き詰められている。ぱっと見て十や二十は入っていそうだった。
こんな大量の薬を朝から授業の合間に作ってくれたのか、すごいな、純粋に尊敬する。
手紙には二週間分の量が入っていることと、朝晩に飲むこと、少し改良したので不調などあればすぐに飲むよう、味に関する苦情は受け付けない、と書かれていた。
毎食後とか面倒だ、と思いはするが朝の絶妙な体調の悪さを思い出し大人しく忘れずに飲むことを決意する。別に食後など決められているわけではないし、理想は寝起きと就寝前らしいが就寝前に関しては屋敷でもないため忘れて寝てしまってはいけないからと食後すぐに飲むようにお母様に言われている。
食事が終わり、小箱から薬を一つ取り出す。透明の細長いガラス瓶の先にはまるで雫型のガラスがついておりそのガラスはコルクのように小瓶を塞いでいた。きゅっぽんという音と共に開き、薬をこくんと飲み込む。
なるほど、不思議な味だった。味といっていいのだろうか?食感?風味?なんだかさらさらしているというかすべすべしているというか…冷たく密度の濃いシルクを押し込んだ感じがした。あと、地味に金属みたいな味がした。魔法薬あるあるである馬鹿まずい味ではなかったのでよかった。変な舌触りであるが。
寮の自室では昨日、ぐっすり眠ったからかまだ寝たくなさそうな様子だった。私はすでに眠いというのに。みんな─主にラベンダーとパーバティだが─おしゃべりをしたくてたまらない様子だった。
今後のためにも円滑な人間関係を築く必要があるため、しかたなく眠気を押し殺しながらおしゃべりしていると質問を投げかけられる。
今日、何度かすでに聞かれていた質問に眠気もあいまってうんざりした。
「
