SHOOTING☆STAR
「何だよ亮子。お前も願い事とかすんのか?」
「別にいいだろ、どうだって!」
振り返りもしない亮子に代わって、理緒がニヤリと笑った。
「やだなぁ、こーすけくんてば。あの真剣さを見ればわかるでしょ?」
「何だよ、お前は亮子の願いだか何だかを、知ってんのかよ?」
「ちょ、理緒!?」
慌てる亮子の様子からして、理緒は彼女の願いとやらを知っているらしい。
「まったく、野暮なコト聞かないでよね」
「何が野暮なんだよ」
「ん~、そーいうトコ?」
「どーいうトコだっ」
ちら、と当の亮子に目をやると、成り行きを見守っていたらしい彼女と、ばっちり目があった。
次の瞬間、亮子の顔が赤く染まる。
「だーッ!ホラ、願い事は他の誰かに知られると、叶わないとか言うだろ!?」
だから言わないんだ、と早口でまくしたてた。
そんなに知られたくないことなのか、とかえって不思議に思われるという事態は、想定していないらしい。
「は、はう~ぅ、私のメロンが~ぁ」
「てか、それって何か違う話じゃなかったか?」
「そ、そうだったっけ!?」
「そうだよ~、違ってくれなきゃ困るよぉ」
「ま、どうでもいっか」
よくないー!という理緒の叫びは、軽く流してみる。
大事なのは結局、それを信じるかどうかという個人の問題なのだから、ここでの口論は、本当にどうでもいいことなのだ。
「別にいいだろ、どうだって!」
振り返りもしない亮子に代わって、理緒がニヤリと笑った。
「やだなぁ、こーすけくんてば。あの真剣さを見ればわかるでしょ?」
「何だよ、お前は亮子の願いだか何だかを、知ってんのかよ?」
「ちょ、理緒!?」
慌てる亮子の様子からして、理緒は彼女の願いとやらを知っているらしい。
「まったく、野暮なコト聞かないでよね」
「何が野暮なんだよ」
「ん~、そーいうトコ?」
「どーいうトコだっ」
ちら、と当の亮子に目をやると、成り行きを見守っていたらしい彼女と、ばっちり目があった。
次の瞬間、亮子の顔が赤く染まる。
「だーッ!ホラ、願い事は他の誰かに知られると、叶わないとか言うだろ!?」
だから言わないんだ、と早口でまくしたてた。
そんなに知られたくないことなのか、とかえって不思議に思われるという事態は、想定していないらしい。
「は、はう~ぅ、私のメロンが~ぁ」
「てか、それって何か違う話じゃなかったか?」
「そ、そうだったっけ!?」
「そうだよ~、違ってくれなきゃ困るよぉ」
「ま、どうでもいっか」
よくないー!という理緒の叫びは、軽く流してみる。
大事なのは結局、それを信じるかどうかという個人の問題なのだから、ここでの口論は、本当にどうでもいいことなのだ。