Sweet Sweets DayS

次の日。
しばらくは新聞部室に近寄らないでおこうという、歩の考えも空しく、ひよのはしっかり歩を捜し出した。
気付いたら、いつもと同じ放課後。

だが、ひよのがずっと意味もなくにこにこしているのが、歩には不気味で仕方ない。


「ねぇ鳴海さん」
「あ?」

す、と出されたのは、またしても。


「…チョコチップクッキー、か?」

昨日のモノより、見た目はずっと整っている。
ふと顔をあげると、ひよのが力強く、に、と笑った。




「リベンジ、です」




…自分はいつの間に、勝負を挑まれていたのだろうか。
こうして、一方的な再挑戦の日々が始まったのだ。
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