Sweet Sweets Day
「おっはよー、こーすけくん!はいっ」
「おー理緒、おはよーさん…って、何だよ、それ」
「何って、チョコレートだよ。ハッピーバレンタイン♪」
「おぉう!さんきゅー」
「ホワイトデーは、もちろん3倍返しね」
「うわ、それが目的かよ」
…朝から元気な2人。
離れたところから、冷めた目で眺めていた亮子は、そんな事を考える自分にすら、嫌気がさしていた。
「あ、亮子ちゃん、おはよー」
「おぅ、おめぇはくんないの?」
「…は?何を」
「チョコレート」
たった今、理緒から受け取った箱を、ひょい、と掲げて見せる香介を見て、亮子の中で何かが切れた。
「誰があんたなんかに!」
どかっ
「…ってぇ、殴るこたねぇだろう!?」
「ぼーっとしてる、香介が悪い!香介のくせに!!」
「おー理緒、おはよーさん…って、何だよ、それ」
「何って、チョコレートだよ。ハッピーバレンタイン♪」
「おぉう!さんきゅー」
「ホワイトデーは、もちろん3倍返しね」
「うわ、それが目的かよ」
…朝から元気な2人。
離れたところから、冷めた目で眺めていた亮子は、そんな事を考える自分にすら、嫌気がさしていた。
「あ、亮子ちゃん、おはよー」
「おぅ、おめぇはくんないの?」
「…は?何を」
「チョコレート」
たった今、理緒から受け取った箱を、ひょい、と掲げて見せる香介を見て、亮子の中で何かが切れた。
「誰があんたなんかに!」
どかっ
「…ってぇ、殴るこたねぇだろう!?」
「ぼーっとしてる、香介が悪い!香介のくせに!!」