小ネタまとめ

二枚舌に冷たさと温もりを。(復活)

2024/08/21 21:54
復活系統
残念すぎるXANXUS略して残ザスの憑依夢。
本家XANXUSは英字、憑依XANXUSは残ザスで書く。
成り代わりというより二重人格的な感じで。
オチはスクアーロでしょうかね。
落ちるかどうかわかりませんけどね。



普通の女子大学生をしていたはずの主人公、しかしある日突然、頭上から落ちてきた鉢植えによって絶命。
「生まれ変わったら、めっちゃ美人に……なり、たい……ぜ……」みたいな台詞を残して死んだ故か、はたまた全く別の理由か。
気付くと見知らぬ土地見知らぬ人に囲まれて幽霊になっていた。
幽霊というか、背後霊というか、主語霊というか。
5歳くらいの小さい女の子の背後から離れられず、その子以外には誰も自分に気付いてくれない。
仕方ないのでその子に憑いたまま、その子を見守ることにしてみた。
「お嬢ちゃんお名前なんて言うのかなー?」
「はあ?何でテメーに言わなきゃなんねーんだよ」
「ふぁっ!?」
「……XANXUSだ」
「ツ、ツンデレ……!ぐふぁ!!」
「おいどうした!?息しろ!」
「幽霊だから元々息してないけどな!!(どやぁ」
「死ね」
「残念だが、もう死んでるぜ」
「カスが」
XANXUSのツンデレを発動!
効果は抜群だ!
主人公はとりあえず、お母さんに構ってもらえず友達も出来ないXANXUSちゃんとお話をして信頼を得る。
ボンゴレの跡取りだの発火人間(笑)だの言わずに仲良くしてくれる彼女に、XANXUSもなついていく。
しかし二人が出会ってから数ヵ月後。
XANXUSはお母さんに連れられてボンゴレ9世の元へと連れて行かれたのだった。
お父さんだよー、なんて言われて混乱するXANXUSと、全然似てねぇじゃん。これで親子?寝言は寝て言え。とか思ってる夢主。
連れて行かれたボンゴレ邸にて、健康診断とか言われてこっそりDNA採取されたのを見て、あっ(察し、となった夢主は、悩んだ末に全ての可能性をXANXUSに話すことにした。
話を聞いて、二人で真実を確かめる。
失望と怒りを露にするXANXUSに、彼女が出来るのはただただ、話を聞いて、語りかけることだけである。
「あのクソジジイ……殺す!」
「うん、殺したいほど憎いって言うのはわかる、わかるけどなXANXUS、今なにも考えずに動いたってどうにもならないだろ?」
「でも……堪えられねぇだろ、こんなの……!」
「うん、許せない。だけど、相手はマフィア界のトップだぞ。暴力に任せてたって解決はしない。例えお前が、死ぬ気の炎とか言うのが使えて、その上ケンカが強くても、権力持った大人には敵わないんだ」
「ならどうすれば良いって言うんだ!?」
「うむ!全てを正直に言って精神的にあのジジイを追い詰めるだけの簡単な仕事だ!」
「はあ?」
おや?XANXUSの様子が……?
……おめでとう!XANXUSは残ザスに進化した!
と、言うわけで、憑依主が気合いでXANXUSに憑依合体。
残ザスがここに爆誕したわけである。
残ザスさん、まずは証拠を持って9代目のお部屋に特攻。
まずは、お前私の父親じゃねーだろ!調子に乗んなクソジジイ!!などと(供述しており)泣きながら怒鳴り散らし(迫真の演技)、私の信頼とプライド(と幼気なXANXUSの心)を踏みにじったテメーを絶対に許さない!テメーが後からなんと言おうと何をしようと、私の時間も、家族も、幸せももう戻らないんだ!家を出ていくから探さないでください!!と書き残して、家というかボンゴレを出奔したXANXUSと憑依主。
私がいるから大丈夫大丈夫!という主人公の安請け合いに、XANXUSもまあお前が言うなら、と頷き手に手を取り合い、……ではなく片手に荷物、片手に金庫から掻っ払った宝石類を持って姿を眩ましました。
その後、昼間は残ザスがちまちま働いてお金を稼ぎ、暇なときにはXANXUSに憑依主が勉強を教え、そんな日々を過ごすようになる。
まだ早い内にXANXUSが真実に気付いたお陰で、クーデターとかには全くならなかったし、外の世界に色んな楽しみを見付けられたので、あまりぐれないで済む。
そして成長したXANXUSを全寮制の学校に入れて、数年後、喧嘩を売ってきた下級生を伸したところで、再びXANXUSとボンゴレの縁が繋がることになったのである。
相手はもちろんスクアーロである。
「よっしゃ!ちょうど良いからお前一緒にヴァリアーに入ろうぜぇ!」
「ヴァリアー?あのボンゴレの?」
「激強独立暗殺部隊のあのヴァリアーだぁ!」
「まさかお前あそこに誘われているのか?」
「!ふ、ふん、当たり前だぁ!まあオレ程になったら向こうから欲しがってくるのさぁ」
「すごいじゃねぇか。私も行って良いのか?」
「ま、まあな!」
「ありがとな……」
「そ、そんな礼を言われるような事じゃ……」
「だが断る(憑依主」
「……はあ!?」
どや顔で断る残ザスだったが、アホ鮫によって無理矢理ボンゴレに連行されそうになる。
しかし亀の甲より年の功、その場は残ザスの機転で逃げられたが(「助けてくれ!こいつ私の事を襲ってエロ同人みたいな酷いことをしようと……」「誤解だぁ!」)、あの手この手でヴァリアーに勧誘してくる鮫に、まずはXANXUSが折れた。
ヤバい、このまま流されてボンゴレに帰ったらXANXUSのSAN値ピンチ!ゲームオーバー!バッドエンド!こうなったら仕方ねぇあの鮫野郎に全部話して懐柔するしかない。
自暴自棄になっているXANXUSの精神を押し退けて、憑依主が再び登場します。
「おい良いかバカ鮫……じゃねぇや、バカ」
「そこ訂正しなくて良いだろぉ!」
「今から私が話すことをなにも言わずに聞け。口突っ込んできたらテメーのナニ、カッ消すぞ」
「女が平気でナニとか言うなぁ!」
まあそんなこんなで全部話して、鮫には納得してもらう。
しかし新たな問題が浮上した。
「テメーの敵はオレの敵だぁ!」
「いや、敵じゃなくて関わりたくないだけ……」
「これから一緒にボンゴレ潰しに行こうぜぇ!」
「チャ○アス的なノリで言うのはやめろ!」
逸る鮫をなんとか抑えて、ボンゴレ殴り込みは阻止した。
しかし、お前が行かねーならオレも行かねぇ、とか言い出した鮫の扱いに困ってしまう。
「何でも屋とかしようぜぇ!お前は殺しとかしねぇで良いから、一緒に働こうぜ!な?な?」
「もうボンゴレ関係なければなんでも良い。」
何でも屋ならボンゴレ関係しないと思った?甘ぇよ。でも、その甘さ嫌いじゃあねぇぜ。
球磨川先輩も言っておられる通り、ボンゴレは関わってきます。
鮫がポロっと溢したせいで9代目に居場所がバレて、9代目&守護者勢との全面戦争が始まるのである……!
その中でレヴィ拾ったりベル捕まえたりルッスに捕まったり色々あると思うんだ(適当。
……え?マーモン?……ああ、いたな、そんな奴。
彼はまあ、良い取引相手くらいの関係じゃないでしょうか。
金の切れ目が縁の切れ目な人なので深い付き合いは無さそうです。
5人でボンゴレと戦ったり依頼をこなしたりスクアーロをいじめたりするだけののんびりほのぼの友情夢。
鮫がXANXUS(残ザス)にいじめられ過ぎて、その内ドMになる可能性がありますが、たぶん最終的には良い感じになりますよ、……きっと…………恐らく。
ほ、ほら、何だかんだアイツらよくいちゃついてるよなー、けんかップル?的な噂が流れたりするんですよきっと。
ただ、この憑依主、「自分(XANXUS)の純潔は自分(残ザス)で守る!」とか言い出して、鮫が悪さできなさそうなので、……恋しても、実るかどうか……。

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