空色風船
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朱と交われば
君に幸あれ。
* * *
いったい何度君の背を見送ってきただろう。
* * *
例え世界が歪んでしまうとしても、幸せに笑う君が見たかった。
* * *
この世界はいつかまた閉じて、君は何度目かもわからない暗闇の日々を歩むことになるけれど、いつまでも、何度でも、見守り続けるから。
どうか、どうか、君の最期が幸せでありますように。
君が笑って、死ねますように。
朱と交われば
end...?
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