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三人寄れば文殊もため息
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「……と、言うわけで、桃井さんにはウェイトレスになってほしいの。」
「それはもちろん良いけど……私以外は誰がいるの?」
「ああ、言ってなかったわね。
まずは、昨日家で会ったと思うんだけれど、一ノ瀬君。
丁度学校ないそうだから手伝ってもらうわ。
それから他校の友人と、司書の先生と、後は声を掛ければ他の先生方も手を貸してくださるそうよ。」
「……少なくない?」
「少ない分オレが馬車馬のごとく働きます!
ご褒美は熱湯が良いです!」
「きゃあ!?」
「黙ってワンちゃん。
そしてそのままハウスよ。」
「キャン!?」
窓から飛び出してきたワンちゃんを、扇子で叩いて押し戻す。
ワンちゃんの癖に女の子を怖がらせるだなんて、何様なの。
めげずに窓から顔を出してくるワンちゃんの眉間を扇子の角でグリグリと押しながら、彼に頼んだことについて問い質した。
「私、あなたに蘇芳瑠璃子を見張っててってお願いしなかったかしら?」
「うす!子分にやらせてます!」
「子分の人が可哀想!
さっさと持ち場に戻ったらいかが?」
「オレも可哀想でしょ!?
オレは可哀想じゃないんですか!?」
「微塵も思わないわ。
それともなぁに?
私を納得させられる報告でもあるの?」
「ないっす!」
「この無能。」
「あぁう!無能です!詰ってください!」
ないっす、とか堂々と笑顔で言うことじゃないわよ。
窓を閉めて部室から締め出し、桃井さんに向き直った。
「……蛍ちゃん、今のは?」
「え?いやね、昨日会ったじゃない。
一ノ瀬一陣、私の知り合いよ。
好きに使っていいわ。」
「……うん、ツッコんじゃいけないってことはわかった。」
?何にツッコんじゃいけないの?
ま、それは置いといて、文化祭の詳しい打ち合わせをしなくちゃね。
「桃井さん、時間は大丈夫?」
「うん。……部活はしばらく休むように言われちゃったし……。」
「それは都合が良いわね。
じゃあ早速、具体的な打ち合わせをしましょうか。」
「都合良いかなぁ……。
まあ、いっか。
えーっと、私はウェイトレスなんだよね!
料理とかは手伝わなくて良いの?」
「当日までに作ってきて、後は温めるだけにするから、特に必要ないわね。
準備にはプロ並みの助っ人が来るから、桃井さんはウェイトレスの仕事だけお願いするわ。」
「はーい。」
「仕事の仕方については……事前に練習した方が良いかしら?」
「予習してくるからぶっつけで大丈夫だよ!
お店の内装はどうしよっか?」
「そうね……内装は、本棚や机はこの部室の物と教室の物を使えば良いけど……。
テーブルクロスとかの小物は今度買いにいきましょうか。」
「うん!買い出しには先生にも手伝ってもらおうね!」
「そうね、荷物多くなりそうだし。」
細かい内装の相談もすぐに決まって、下校時間までには、もうほとんどの事が決まってしまっていた。
人数が少ないから変に揉めなくて良いわね。
そして下校のチャイムが鳴り、私達が鞄を持って立ち上がった時だった。
「……あの、帰り僕もご一緒して良いでしょうか?」
「テツくん!?」
「黒子君……?今来たところ?」
「はい、驚かせてしまって申し訳ありません……。」
突然現れた黒子君に、私達はとても驚いたけれども、二つ返事で了承した。
私達がバスケ部に近付けない分、黒子君からの情報はとても貴重になる。
それに何より、一緒に帰れるのは嬉しかったから……。
黒子君を真ん中にして、私達は並んで帰ることになったのだった。
「それはもちろん良いけど……私以外は誰がいるの?」
「ああ、言ってなかったわね。
まずは、昨日家で会ったと思うんだけれど、一ノ瀬君。
丁度学校ないそうだから手伝ってもらうわ。
それから他校の友人と、司書の先生と、後は声を掛ければ他の先生方も手を貸してくださるそうよ。」
「……少なくない?」
「少ない分オレが馬車馬のごとく働きます!
ご褒美は熱湯が良いです!」
「きゃあ!?」
「黙ってワンちゃん。
そしてそのままハウスよ。」
「キャン!?」
窓から飛び出してきたワンちゃんを、扇子で叩いて押し戻す。
ワンちゃんの癖に女の子を怖がらせるだなんて、何様なの。
めげずに窓から顔を出してくるワンちゃんの眉間を扇子の角でグリグリと押しながら、彼に頼んだことについて問い質した。
「私、あなたに蘇芳瑠璃子を見張っててってお願いしなかったかしら?」
「うす!子分にやらせてます!」
「子分の人が可哀想!
さっさと持ち場に戻ったらいかが?」
「オレも可哀想でしょ!?
オレは可哀想じゃないんですか!?」
「微塵も思わないわ。
それともなぁに?
私を納得させられる報告でもあるの?」
「ないっす!」
「この無能。」
「あぁう!無能です!詰ってください!」
ないっす、とか堂々と笑顔で言うことじゃないわよ。
窓を閉めて部室から締め出し、桃井さんに向き直った。
「……蛍ちゃん、今のは?」
「え?いやね、昨日会ったじゃない。
一ノ瀬一陣、私の知り合いよ。
好きに使っていいわ。」
「……うん、ツッコんじゃいけないってことはわかった。」
?何にツッコんじゃいけないの?
ま、それは置いといて、文化祭の詳しい打ち合わせをしなくちゃね。
「桃井さん、時間は大丈夫?」
「うん。……部活はしばらく休むように言われちゃったし……。」
「それは都合が良いわね。
じゃあ早速、具体的な打ち合わせをしましょうか。」
「都合良いかなぁ……。
まあ、いっか。
えーっと、私はウェイトレスなんだよね!
料理とかは手伝わなくて良いの?」
「当日までに作ってきて、後は温めるだけにするから、特に必要ないわね。
準備にはプロ並みの助っ人が来るから、桃井さんはウェイトレスの仕事だけお願いするわ。」
「はーい。」
「仕事の仕方については……事前に練習した方が良いかしら?」
「予習してくるからぶっつけで大丈夫だよ!
お店の内装はどうしよっか?」
「そうね……内装は、本棚や机はこの部室の物と教室の物を使えば良いけど……。
テーブルクロスとかの小物は今度買いにいきましょうか。」
「うん!買い出しには先生にも手伝ってもらおうね!」
「そうね、荷物多くなりそうだし。」
細かい内装の相談もすぐに決まって、下校時間までには、もうほとんどの事が決まってしまっていた。
人数が少ないから変に揉めなくて良いわね。
そして下校のチャイムが鳴り、私達が鞄を持って立ち上がった時だった。
「……あの、帰り僕もご一緒して良いでしょうか?」
「テツくん!?」
「黒子君……?今来たところ?」
「はい、驚かせてしまって申し訳ありません……。」
突然現れた黒子君に、私達はとても驚いたけれども、二つ返事で了承した。
私達がバスケ部に近付けない分、黒子君からの情報はとても貴重になる。
それに何より、一緒に帰れるのは嬉しかったから……。
黒子君を真ん中にして、私達は並んで帰ることになったのだった。