夢主のお名前設定
雨降って地固まる。しかし固いものほど崩れやすい。
夢小説設定
ご利用の端末、あるいはブラウザ設定では夢小説機能をご利用になることができません。
古いスマートフォン端末や、一部ブラウザのプライベートブラウジング機能をご利用の際は、機能に制限が掛かることがございます。
「桃井さん、今日は泊まっていきなさい。」
「……へ!?」
誘い、ではなく、もはや命令に近いその言葉に、桃井さんが驚いている。
私はそれを無視して、先生が買ってきた弁当の空箱の片付けを始めた。
「多々良さん!?
え、私泊まっていっても良いの?」
「嫌なの?」
「そんなわけないじゃん!
……でも、ご両親とか、大丈夫?」
「……親はいないから、平気よ。」
「え?お仕事……?」
「……そんなところ。」
「でも、パジャマないよ?」
「ああ、服なら、送られてきたのが大量にあるから。
下着もたぶんあるわよ。
それから、今着てるのも洗濯乾燥機使えば明日までに乾くし。」
「送られて?」
「母親がデザイナーで、……要らなくなった試作品とか売れなかったのとか、送り付けてくるの。
たぶん、桃井さんが着れるサイズの下着、あると思う。」
ゴミ箱に箱を入れて、私は物置にしている部屋を開けてみる。
大量の段ボール箱の中から適当に目星をつけて開けてみる。
あ、あった。
「派手なのばかりで、サイズが合わないから放ったらかしてあったの、使えるかしら?」
「可愛いー!
こんな可愛いの使っても良いの?」
「ええ、構わないわ?
気に入ったなら、持って帰っても構わないし。」
私が持っていても、どうせ捨ててしまうし。
桃井さんに使ってもらえるなら、服も喜ぶでしょう。
「えぇと、パジャマは……。」
「蛍さーん、そっちで何してるんすかー!?」
「男子禁制!」
「ガボォッ!?」
突然部屋に入ってきやがったワン公に持っていた段ボールを投げ付けた。
その段ボールからスッケスケシースルーのパジャマが出てくる。
……ワンちゃんが変態みたい。
「おい今の何の音っ……てギャア!?」
「どうしたんで…………うわ。」
先生が驚いて駆けつけて、ワンちゃんの様子に飛び上がる。
黒子君も駆けつけて、マジのトーンで引いていた。
「何このエロい服!?」
「ただの不要な布ですよ。
先生要ります?」
「要らないよ!?」
「ああ……着てくれる彼女もいませんしね……。」
「い、いないけど!
それを今言う必要あったか!?」
「多々良さん、これ何ですか?」
「……母が送ってきたの。
要らないんだけど、直ぐに捨てると怒られるから。」
段ボールに埋もれるワンちゃんを足で蹴って退かしながら、パジャマを回収する。
確かもっと普通なのあったと思うんだけどなぁ……。
ゴソゴソと探していると、ようやく目的のものを見付けた。
パステルカラーの女の子らしい可愛い系のパジャマである。
「はい、これなら大丈夫でしょう?」
「すっごく可愛い!!
本当に良いの?」
「良くないなら渡さないわ。」
「ありがとう!」
これで桃井さんは大丈夫かな。
後は男性陣だけど。
「……気絶した一ノ瀬君は外に放り出すとして。」
「ええっ!?」
「二人は、どうするの?」
「え?」
「桃井さんは?」
「私は泊まらせてもらうの!」
「オレは帰るぞ?」
「……僕も帰ります。
二人だけで大丈夫ですか?」
「大丈夫よ。」
心配してくれるのは嬉しいけど、着替えもないし、流石に男の子が一緒に泊まるのって抵抗あるでしょうからね。
仕方ないかな。
残念、だけど。
「じゃあ、遅くならない内に帰った方が良いわ。」
「おう、そーだな。
帰っかぁ、黒子ー。」
「……はい。
気を付けてくださいね、二人とも。」
「ありがとうテツくん!」
「ありがとう、黒子君。
それと、伊達先生、一ノ瀬君と黒子君のこと、お願いします。」
「まっかせろー。」
3人(ワンちゃんは担がれてたけど)を玄関まで見送って、しっかりと戸締まりをする。
二人っきりになった途端に、桃井さんが満面の笑みでガシッと肩を掴んできた。
え、なに?
「じゃあ女の子だけになったところで!
一緒にお風呂入ろう!」
「え?」
「背中流しっこしようよ!
なんかお泊まりってあんまり機会なくて、懐かしいなぁ。
折角なんだもん!楽しもうよ、ね?」
「えっと……そう、ね。」
桃井さんの勢いに押されて、思わず頷いたら、そのままお風呂場に連行された。
「……へ!?」
誘い、ではなく、もはや命令に近いその言葉に、桃井さんが驚いている。
私はそれを無視して、先生が買ってきた弁当の空箱の片付けを始めた。
「多々良さん!?
え、私泊まっていっても良いの?」
「嫌なの?」
「そんなわけないじゃん!
……でも、ご両親とか、大丈夫?」
「……親はいないから、平気よ。」
「え?お仕事……?」
「……そんなところ。」
「でも、パジャマないよ?」
「ああ、服なら、送られてきたのが大量にあるから。
下着もたぶんあるわよ。
それから、今着てるのも洗濯乾燥機使えば明日までに乾くし。」
「送られて?」
「母親がデザイナーで、……要らなくなった試作品とか売れなかったのとか、送り付けてくるの。
たぶん、桃井さんが着れるサイズの下着、あると思う。」
ゴミ箱に箱を入れて、私は物置にしている部屋を開けてみる。
大量の段ボール箱の中から適当に目星をつけて開けてみる。
あ、あった。
「派手なのばかりで、サイズが合わないから放ったらかしてあったの、使えるかしら?」
「可愛いー!
こんな可愛いの使っても良いの?」
「ええ、構わないわ?
気に入ったなら、持って帰っても構わないし。」
私が持っていても、どうせ捨ててしまうし。
桃井さんに使ってもらえるなら、服も喜ぶでしょう。
「えぇと、パジャマは……。」
「蛍さーん、そっちで何してるんすかー!?」
「男子禁制!」
「ガボォッ!?」
突然部屋に入ってきやがったワン公に持っていた段ボールを投げ付けた。
その段ボールからスッケスケシースルーのパジャマが出てくる。
……ワンちゃんが変態みたい。
「おい今の何の音っ……てギャア!?」
「どうしたんで…………うわ。」
先生が驚いて駆けつけて、ワンちゃんの様子に飛び上がる。
黒子君も駆けつけて、マジのトーンで引いていた。
「何このエロい服!?」
「ただの不要な布ですよ。
先生要ります?」
「要らないよ!?」
「ああ……着てくれる彼女もいませんしね……。」
「い、いないけど!
それを今言う必要あったか!?」
「多々良さん、これ何ですか?」
「……母が送ってきたの。
要らないんだけど、直ぐに捨てると怒られるから。」
段ボールに埋もれるワンちゃんを足で蹴って退かしながら、パジャマを回収する。
確かもっと普通なのあったと思うんだけどなぁ……。
ゴソゴソと探していると、ようやく目的のものを見付けた。
パステルカラーの女の子らしい可愛い系のパジャマである。
「はい、これなら大丈夫でしょう?」
「すっごく可愛い!!
本当に良いの?」
「良くないなら渡さないわ。」
「ありがとう!」
これで桃井さんは大丈夫かな。
後は男性陣だけど。
「……気絶した一ノ瀬君は外に放り出すとして。」
「ええっ!?」
「二人は、どうするの?」
「え?」
「桃井さんは?」
「私は泊まらせてもらうの!」
「オレは帰るぞ?」
「……僕も帰ります。
二人だけで大丈夫ですか?」
「大丈夫よ。」
心配してくれるのは嬉しいけど、着替えもないし、流石に男の子が一緒に泊まるのって抵抗あるでしょうからね。
仕方ないかな。
残念、だけど。
「じゃあ、遅くならない内に帰った方が良いわ。」
「おう、そーだな。
帰っかぁ、黒子ー。」
「……はい。
気を付けてくださいね、二人とも。」
「ありがとうテツくん!」
「ありがとう、黒子君。
それと、伊達先生、一ノ瀬君と黒子君のこと、お願いします。」
「まっかせろー。」
3人(ワンちゃんは担がれてたけど)を玄関まで見送って、しっかりと戸締まりをする。
二人っきりになった途端に、桃井さんが満面の笑みでガシッと肩を掴んできた。
え、なに?
「じゃあ女の子だけになったところで!
一緒にお風呂入ろう!」
「え?」
「背中流しっこしようよ!
なんかお泊まりってあんまり機会なくて、懐かしいなぁ。
折角なんだもん!楽しもうよ、ね?」
「えっと……そう、ね。」
桃井さんの勢いに押されて、思わず頷いたら、そのままお風呂場に連行された。