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私は自分を常識人と信じています。
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「よっ、おねーちゃん。
ちょっと聞きたいことがあるんだけどよぉー。」
「……?」
学校帰り、他校の生徒に話し掛けられて、私は首を傾げた。
見覚えのない人だ。
というか「おねーちゃん」って。
なんか古くさっ……。
「この間、オレの舎弟が泣きついて来たんだよ。
オレの女が泣かされた上に相手がオレたちを先公に売りやがったんです~ってな。」
「舎弟……。」
古臭いなこの人!!
え、ヤンキー?
今の御時世にヤンキーしちゃってるの?
「オレ的にはやつらが退学になろうが停学になろうが関係ねーけどよー。
頼られて放っておくってなるとオレの面子に関わるのよ。
わかる?」
「わかりませんね。」
いっそ知らんがなと言いたいわね。
というかまたこの間の不良関連の人?
いい加減更正して真っ当な学生生活送るようにしろよって感じね。
「まーパンピーにオレたち不良の常識分かれってのも無理あるよな。
わかんねーでも良いや。
とりあえずさ、おねーちゃん、ちょっと面貸してくれん?」
「嫌です。」
「嫌でもちょっと来てもらわなきゃ困るのよ。
オレが優し~く頼んでるうちに言うこと聞いてくんない?」
「……。」
今、私が歩いている道に人気はない。
ないが、いつ誰が通ってもおかしくはない。
面貸せって言うんだからどこか、誰も来ないところに連れていかれるんだろう。
それは、かなりの身の危険を感じる。
力ずくで罷り通るしかないかしらね。
「嫌よ、なぜ貴方のような時代遅れの人間に従わなくてはならないの。」
「ああ?」
「だらしない服を来て、服が可哀想だと思わないの?
いっそ服を着ないで過ごしなさいな。
それで、警察のご厄介になりなさい。」
「オレの服のどこが可哀想だよ……。
つーかそんなら、テメーの服も可哀想だろうが。
服脱げや、ああ?」
やだ、服脱げですって。
恐いわね。
私は手元のボイスレコーダーをカチッと止めた。
「服を脱げ、なんて。
怖い人ね……。
コレ、警察に訴えたら捕まえてもらえるのかしら。」
「は?……あ!
テメー何録音してやがる!!」
「あら、しかも『服脱げや、ああ?』の部分しか録れてないわ……。」
「都合の悪い部分だけっ!?」
手の中でレコーダーを弄びながら、目の前の男子をなめるように眺める。
「舎弟、とか言っていたけれど。
あなたこの近辺の不良を束ねるリーダーのようなものかしら?
舎弟さんたち、あなたの発言を聞いたら幻滅するでしょうね……。」
「くっ……!」
「私に対して何する気だったのか、しらないけれど。
もしかして乱暴する気だったのかしら。
服を脱がせて、何をする気だったの?」
「そ、そんなことする気じゃなかった!」
「あら……、でもこの発言を聞いてしまったら……誰がその気がなかったって思うのかしら……?」
「うぐっ!」
「大丈夫よ……?
今のあなたのお友だちは離れていくかもしれないけれど、きっと他の人たちがあなたを仲間に入れてくれるわ。
……ちょっと下衆でおつむの足りない人たちかもしれないけれど。」
「な、何が言いたいんだよテメー!!」
交渉が通じる程度の頭はあるみたいで助かったわ。
安堵から私は少し頬を緩ませる。
「話が早くて助かるわ、おにーさん。」
「……性悪女が、」
その言葉に、ちょっと頭に来てしまったわ。
容赦がないだけよ。
もしくはちょっとスレた性格してるだけ。
反省の色がない彼に、この間と同じように足払いをして跪かせる。
「うおっ!?」
「頭が高くてよ、おにーさん。」
その頭を、ローファーで踏みつけにして、更に顔を地面に近付かせた。
「私の言うこと、なんでも聞いてくれるわよね?
下僕のおにーさん?」
「なっ!な、な……!!」
土下座の態勢になっているおにーさんに、ひとまずの指示を与える。
「まずはあなたの舎弟たちに、私に絶対に関わらないように言いなさい。
舎弟以外にも、他の不良たちが私に絡んでこないように睨みを効かせること。
今回はそれだけで許してあげるわ。」
「……。」
喋らなくなっちゃったけど、大丈夫かしら。
しゃがみこみ、おにーさんの鞄から携帯電話を取り出しつつ、一応声をかける。
「どうしたのおにーさん?
コレくらいで限界のようじゃあ、この先のストレス社会は生きていけないわよ。」
あ、あったあった。
携帯からアドレスを見付けて、赤外線で自分の携帯に移す。
「こ、こんな……こんなこと……!」
「あら、怒っちゃった?」
怒ったなら、それはそれで、頭に血が上った人を倒すのはそんな難しいことじゃないから、別に良いんだけど。
プルプルと震えるおにーさんの耳をぎゅうーと摘まんで顔をこちらに向けさせる。
あら、真っ赤っか。
「……っと、」
「は?」
「……もっと、踏んでくれっ!!」
……………………what?
ちょっと聞きたいことがあるんだけどよぉー。」
「……?」
学校帰り、他校の生徒に話し掛けられて、私は首を傾げた。
見覚えのない人だ。
というか「おねーちゃん」って。
なんか古くさっ……。
「この間、オレの舎弟が泣きついて来たんだよ。
オレの女が泣かされた上に相手がオレたちを先公に売りやがったんです~ってな。」
「舎弟……。」
古臭いなこの人!!
え、ヤンキー?
今の御時世にヤンキーしちゃってるの?
「オレ的にはやつらが退学になろうが停学になろうが関係ねーけどよー。
頼られて放っておくってなるとオレの面子に関わるのよ。
わかる?」
「わかりませんね。」
いっそ知らんがなと言いたいわね。
というかまたこの間の不良関連の人?
いい加減更正して真っ当な学生生活送るようにしろよって感じね。
「まーパンピーにオレたち不良の常識分かれってのも無理あるよな。
わかんねーでも良いや。
とりあえずさ、おねーちゃん、ちょっと面貸してくれん?」
「嫌です。」
「嫌でもちょっと来てもらわなきゃ困るのよ。
オレが優し~く頼んでるうちに言うこと聞いてくんない?」
「……。」
今、私が歩いている道に人気はない。
ないが、いつ誰が通ってもおかしくはない。
面貸せって言うんだからどこか、誰も来ないところに連れていかれるんだろう。
それは、かなりの身の危険を感じる。
力ずくで罷り通るしかないかしらね。
「嫌よ、なぜ貴方のような時代遅れの人間に従わなくてはならないの。」
「ああ?」
「だらしない服を来て、服が可哀想だと思わないの?
いっそ服を着ないで過ごしなさいな。
それで、警察のご厄介になりなさい。」
「オレの服のどこが可哀想だよ……。
つーかそんなら、テメーの服も可哀想だろうが。
服脱げや、ああ?」
やだ、服脱げですって。
恐いわね。
私は手元のボイスレコーダーをカチッと止めた。
「服を脱げ、なんて。
怖い人ね……。
コレ、警察に訴えたら捕まえてもらえるのかしら。」
「は?……あ!
テメー何録音してやがる!!」
「あら、しかも『服脱げや、ああ?』の部分しか録れてないわ……。」
「都合の悪い部分だけっ!?」
手の中でレコーダーを弄びながら、目の前の男子をなめるように眺める。
「舎弟、とか言っていたけれど。
あなたこの近辺の不良を束ねるリーダーのようなものかしら?
舎弟さんたち、あなたの発言を聞いたら幻滅するでしょうね……。」
「くっ……!」
「私に対して何する気だったのか、しらないけれど。
もしかして乱暴する気だったのかしら。
服を脱がせて、何をする気だったの?」
「そ、そんなことする気じゃなかった!」
「あら……、でもこの発言を聞いてしまったら……誰がその気がなかったって思うのかしら……?」
「うぐっ!」
「大丈夫よ……?
今のあなたのお友だちは離れていくかもしれないけれど、きっと他の人たちがあなたを仲間に入れてくれるわ。
……ちょっと下衆でおつむの足りない人たちかもしれないけれど。」
「な、何が言いたいんだよテメー!!」
交渉が通じる程度の頭はあるみたいで助かったわ。
安堵から私は少し頬を緩ませる。
「話が早くて助かるわ、おにーさん。」
「……性悪女が、」
その言葉に、ちょっと頭に来てしまったわ。
容赦がないだけよ。
もしくはちょっとスレた性格してるだけ。
反省の色がない彼に、この間と同じように足払いをして跪かせる。
「うおっ!?」
「頭が高くてよ、おにーさん。」
その頭を、ローファーで踏みつけにして、更に顔を地面に近付かせた。
「私の言うこと、なんでも聞いてくれるわよね?
下僕のおにーさん?」
「なっ!な、な……!!」
土下座の態勢になっているおにーさんに、ひとまずの指示を与える。
「まずはあなたの舎弟たちに、私に絶対に関わらないように言いなさい。
舎弟以外にも、他の不良たちが私に絡んでこないように睨みを効かせること。
今回はそれだけで許してあげるわ。」
「……。」
喋らなくなっちゃったけど、大丈夫かしら。
しゃがみこみ、おにーさんの鞄から携帯電話を取り出しつつ、一応声をかける。
「どうしたのおにーさん?
コレくらいで限界のようじゃあ、この先のストレス社会は生きていけないわよ。」
あ、あったあった。
携帯からアドレスを見付けて、赤外線で自分の携帯に移す。
「こ、こんな……こんなこと……!」
「あら、怒っちゃった?」
怒ったなら、それはそれで、頭に血が上った人を倒すのはそんな難しいことじゃないから、別に良いんだけど。
プルプルと震えるおにーさんの耳をぎゅうーと摘まんで顔をこちらに向けさせる。
あら、真っ赤っか。
「……っと、」
「は?」
「……もっと、踏んでくれっ!!」
……………………what?