夜は短し、遊べよマフィア
「スクちゃぁぁああん!!ボスに!ボスに何されたの……!?あの密室の中で何してたのよぉぉお!!」
「はあ!?」
キョトーン、である。
今のスクアーロの様子を表すにはその一言だけで足りる。
ルッスーリアがそんな訳のわからない事を叫びながらスクアーロに襲い掛かって、もとい、駆け寄ってきたのは、彼らが観覧車から降りた直後の事である。
物凄い勢いで掴み掛かってくるルッスーリアを押し止めて、スクアーロは何とか話を聞き出そうとする。
「だって!私が後ろのカゴ見たときに……ボスが……ボスがスクちゃんにぃぃい!!」
「はあ?ザンザスが、オレに?」
「キッ!キキキキッキキ!キッ……ぅぅうおぎゃああああ!!」
「気にしないでボス。ルッスーリアがちょっと頭沸いちゃっただけだから」
「どういう意味よそれぇ!」
マーモンがルッスーリアを幻術の触手で捕まえて、人のいないスペースに引っ張り込む。
その後ろからベルも着いてきて、3人で円陣を組むようにして顔を寄せあった。
「ちょっと!何で止めんのよ!!ホントにキスしてたかどうか確かめるだけじゃない!」
「だから僕はさっきから言ってるだろ!?二人はただ顔を寄せ合ってただけだよ!変なこと聞いてボスにカッ消されたらどうするんだよ!?」
「しし、なになに?あの二人がどうかしたの?」
「ベルはちょっと黙ってて!!」
マーモンの気迫に、ベルが驚いて黙り込む。
遠くで他の3人が不思議そうに首を傾げているが、マーモンは知ったこっちゃないという様子だ。
「ボスは巨乳大好きオッパイ星人で、スクアーロは仕事が恋人だよ!?有り得ない!」
「マモちゃんの二人に対する認識もかなり有り得ないわよ?」
「しし、でもさ、スクアーロってボスの事好きだろー?」
「あの好きはどう見たって憧れとか尊敬とかの好きだよ!だから二人がどんだけイチャついてようと恋愛感情なんて以ての外だしキスなんて論外だね。ナンセンスだよ」
「え~、でも私的には、そこのところハッキリさせとかないとモヤモヤするって言うかぁ~」
「王子はあの二人がくっついても構わねーけどなー。つかあの二人に子供出来たら最強じゃね?あれ?鳥肌たった。ヤベー!」
「良いからさっさと戻るよ!」
フードの下からギロリと睨んで、二人を急かすマーモンと、急かされた二人は彼らを待つ3人の元へと戻る。
XANXUSは苛立った様子で、レヴィはムッとして、スクアーロは困惑した表情で彼らを待っていた。
「ザンザスとオレがどうかしたか?」
「なっ、何でもないよ!」
「ちょっと勘違いしちゃってただけよぉ~」
「しし、大したことじゃねーぜー」
「……まあ、それならいいけどよ」
不審そうな目でルッスーリアを見ながらも、頷いたスクアーロは、そろそろ出ようと声をかける。
遊園地の中には、閉園のアナウンスが流されていて、もうだいぶ人も少なくなっている。
柔らかく穏やかな曲調の音楽に背中を押されるようにして、ヴァリアーは名残惜しみながら遊園地を出ていく。
XANXUSが鬱陶しそうに髪を掻き上げて伊達眼鏡を外す側で、次はどこにいくか、相談が始まった。
「はあ!?」
キョトーン、である。
今のスクアーロの様子を表すにはその一言だけで足りる。
ルッスーリアがそんな訳のわからない事を叫びながらスクアーロに襲い掛かって、もとい、駆け寄ってきたのは、彼らが観覧車から降りた直後の事である。
物凄い勢いで掴み掛かってくるルッスーリアを押し止めて、スクアーロは何とか話を聞き出そうとする。
「だって!私が後ろのカゴ見たときに……ボスが……ボスがスクちゃんにぃぃい!!」
「はあ?ザンザスが、オレに?」
「キッ!キキキキッキキ!キッ……ぅぅうおぎゃああああ!!」
「気にしないでボス。ルッスーリアがちょっと頭沸いちゃっただけだから」
「どういう意味よそれぇ!」
マーモンがルッスーリアを幻術の触手で捕まえて、人のいないスペースに引っ張り込む。
その後ろからベルも着いてきて、3人で円陣を組むようにして顔を寄せあった。
「ちょっと!何で止めんのよ!!ホントにキスしてたかどうか確かめるだけじゃない!」
「だから僕はさっきから言ってるだろ!?二人はただ顔を寄せ合ってただけだよ!変なこと聞いてボスにカッ消されたらどうするんだよ!?」
「しし、なになに?あの二人がどうかしたの?」
「ベルはちょっと黙ってて!!」
マーモンの気迫に、ベルが驚いて黙り込む。
遠くで他の3人が不思議そうに首を傾げているが、マーモンは知ったこっちゃないという様子だ。
「ボスは巨乳大好きオッパイ星人で、スクアーロは仕事が恋人だよ!?有り得ない!」
「マモちゃんの二人に対する認識もかなり有り得ないわよ?」
「しし、でもさ、スクアーロってボスの事好きだろー?」
「あの好きはどう見たって憧れとか尊敬とかの好きだよ!だから二人がどんだけイチャついてようと恋愛感情なんて以ての外だしキスなんて論外だね。ナンセンスだよ」
「え~、でも私的には、そこのところハッキリさせとかないとモヤモヤするって言うかぁ~」
「王子はあの二人がくっついても構わねーけどなー。つかあの二人に子供出来たら最強じゃね?あれ?鳥肌たった。ヤベー!」
「良いからさっさと戻るよ!」
フードの下からギロリと睨んで、二人を急かすマーモンと、急かされた二人は彼らを待つ3人の元へと戻る。
XANXUSは苛立った様子で、レヴィはムッとして、スクアーロは困惑した表情で彼らを待っていた。
「ザンザスとオレがどうかしたか?」
「なっ、何でもないよ!」
「ちょっと勘違いしちゃってただけよぉ~」
「しし、大したことじゃねーぜー」
「……まあ、それならいいけどよ」
不審そうな目でルッスーリアを見ながらも、頷いたスクアーロは、そろそろ出ようと声をかける。
遊園地の中には、閉園のアナウンスが流されていて、もうだいぶ人も少なくなっている。
柔らかく穏やかな曲調の音楽に背中を押されるようにして、ヴァリアーは名残惜しみながら遊園地を出ていく。
XANXUSが鬱陶しそうに髪を掻き上げて伊達眼鏡を外す側で、次はどこにいくか、相談が始まった。