夏目鬼灯様その2(群青×)
○第2ステージ1回戦 VSキセキの世代
「カクカクシカジカという訳で、あなた達にはスペルビ・スクアーロと戦っていただきます。」
「へぇ、また随分と身勝手な理由だね。」
「今のでわかったんですか赤司っち!?」
普通はわからない説明でもわかってしまう、それが名門赤司家クオリティーなのである。
さて、冗談はさておき、スクアーロの前にはガタイのいい男子高校生が5人、ズラリと並んで立っていた。
ほとんどのものが平均身長を大幅に上回っている。
さすがにその光景は圧巻であった。
「すごく……大きいです……。」
「なに言ってんだ沢田ぁ、テメーコレよりも大きいの倒してんじゃねぇかぁ。」
スクアーロにそう言われて、そう言えばと思い返すが、自分の敵と比べてしまうと、キセキの世代達が少し可哀想である。
「まあ話はよくわかんねぇが、とりあえずバスケすりゃあ良いってことだろぉ。」
「よっしゃ、じゃあ1on1で勝負か?」
「待て、オレはこんな下らないことに首を突っ込みたくないのだよ!」
「まあまあ良いじゃん真ちゃん!
運が良ければ明日のラッキーアイテムも調達できそうだしさ。」
「明日のラッキーアイテムって何っスか?」
「相手チームのユニフォームなのだよ。」
「どうでも良いけどさぁ、あんたの身長で本当にオレ達に勝てると思ってるわけ?」
「身長が全てじゃないだろアツシ?」
「つーか始めは誰からやるんだ?」
「VSキセキと謳っているくらいですから、僕たちでは無さそうですね。」
好き勝手に話を進めようとする者達の注意を引き付けるため、骸はわざとらしく咳払いをして、槍の石突きで床を叩いた。
「誰からも何からもありません。
キセキの世代5人VSスペルビ・スクアーロ単体の勝負です。」
「……はあ!?」
「……オレ達のことなめてんのか?」
「いやでも、スクアーロは本職の暗殺者だし、たぶん1対1だと相当厳しいと思うよ?」
「だからって一気に5人は無理だろぉが!!」
「クフフ、良いハンデではないですか。
それに、ボールをずっとキープしていれば問題ないでしょう?」
骸にそう言われて、スクアーロはむっすりとして黙り込む。
この調子では何を言っても無駄だろう。
ため息を吐いたスクアーロは、仕方ないといった風に、近くにあったバスケットボールを掴んだ。
「面倒くせぇ、さっさとやって終わらせるぞぉ、くそガキどもぉ!」
「……ハッ!オレ達5人を前にして良い度胸じゃねぇか!」
「スクっちと言えど、容赦はしないっス!」
「あんたみたいな小さい奴、オレが捻り潰してやるよ。」
「ふん、どんな勝負だろうと、オレはただ人事を尽くすだけなのだよ。」
「……そう言うわけだ。
覚悟をしろよ、スペルビ・スクアーロ。」
「はっ、戦いだけしか能がないと思って、油断するなよぉ!」
そうして、キセキ対スクアーロのバトルが始まったのであった……!
「……なんか慣れてきちゃってたけど、このポ○モンのBGMいつまで流してるの?」
「最後に殿堂入りの時のBGMを流すまでは続けます。」
「つまりそれが流れるまで終わらないってことか……。」
綱吉は意気揚々とコートに入っていくスクアーロにバレないように、胸の前で手を合わせたのだった。
この大会、まだまだ終わりそうもない。
「カクカクシカジカという訳で、あなた達にはスペルビ・スクアーロと戦っていただきます。」
「へぇ、また随分と身勝手な理由だね。」
「今のでわかったんですか赤司っち!?」
普通はわからない説明でもわかってしまう、それが名門赤司家クオリティーなのである。
さて、冗談はさておき、スクアーロの前にはガタイのいい男子高校生が5人、ズラリと並んで立っていた。
ほとんどのものが平均身長を大幅に上回っている。
さすがにその光景は圧巻であった。
「すごく……大きいです……。」
「なに言ってんだ沢田ぁ、テメーコレよりも大きいの倒してんじゃねぇかぁ。」
スクアーロにそう言われて、そう言えばと思い返すが、自分の敵と比べてしまうと、キセキの世代達が少し可哀想である。
「まあ話はよくわかんねぇが、とりあえずバスケすりゃあ良いってことだろぉ。」
「よっしゃ、じゃあ1on1で勝負か?」
「待て、オレはこんな下らないことに首を突っ込みたくないのだよ!」
「まあまあ良いじゃん真ちゃん!
運が良ければ明日のラッキーアイテムも調達できそうだしさ。」
「明日のラッキーアイテムって何っスか?」
「相手チームのユニフォームなのだよ。」
「どうでも良いけどさぁ、あんたの身長で本当にオレ達に勝てると思ってるわけ?」
「身長が全てじゃないだろアツシ?」
「つーか始めは誰からやるんだ?」
「VSキセキと謳っているくらいですから、僕たちでは無さそうですね。」
好き勝手に話を進めようとする者達の注意を引き付けるため、骸はわざとらしく咳払いをして、槍の石突きで床を叩いた。
「誰からも何からもありません。
キセキの世代5人VSスペルビ・スクアーロ単体の勝負です。」
「……はあ!?」
「……オレ達のことなめてんのか?」
「いやでも、スクアーロは本職の暗殺者だし、たぶん1対1だと相当厳しいと思うよ?」
「だからって一気に5人は無理だろぉが!!」
「クフフ、良いハンデではないですか。
それに、ボールをずっとキープしていれば問題ないでしょう?」
骸にそう言われて、スクアーロはむっすりとして黙り込む。
この調子では何を言っても無駄だろう。
ため息を吐いたスクアーロは、仕方ないといった風に、近くにあったバスケットボールを掴んだ。
「面倒くせぇ、さっさとやって終わらせるぞぉ、くそガキどもぉ!」
「……ハッ!オレ達5人を前にして良い度胸じゃねぇか!」
「スクっちと言えど、容赦はしないっス!」
「あんたみたいな小さい奴、オレが捻り潰してやるよ。」
「ふん、どんな勝負だろうと、オレはただ人事を尽くすだけなのだよ。」
「……そう言うわけだ。
覚悟をしろよ、スペルビ・スクアーロ。」
「はっ、戦いだけしか能がないと思って、油断するなよぉ!」
そうして、キセキ対スクアーロのバトルが始まったのであった……!
「……なんか慣れてきちゃってたけど、このポ○モンのBGMいつまで流してるの?」
「最後に殿堂入りの時のBGMを流すまでは続けます。」
「つまりそれが流れるまで終わらないってことか……。」
綱吉は意気揚々とコートに入っていくスクアーロにバレないように、胸の前で手を合わせたのだった。
この大会、まだまだ終わりそうもない。