夏目鬼灯様その2(群青×)
●第?回戦 スクアーロVSボンゴレボーイズ
そしてスクアーロは戦った。
戦いに戦った。
とにもかくにも戦いまくった。
雲雀には辛くも負けたが、獄寺との頭脳戦や、山本との剣道勝負ではギリギリで勝利した。
その戦いの中でも、様々な事件、駆け引き、どんでん返しがあったわけだが、この場ではそれは割愛させていただく。
別に作者が疲れたわけではなく、断じてそんなことではなく、ルールの中での戦いではなくルール無用の果たし合いではスクアーロに勝るものは中々いないというただそれだけのことなのだ。
だから断じて、いつもの代わり映えのないメンバーとの戦いを書くのって面倒くさい、などとはほんの欠片も思ってはいないのだ。
さて、そんなこんなで、ボンゴレボーイズ最後の一人、沢田綱吉が彼女の前に立ち上がったのであった……。
「頑張ってください10代目ー!」
「二人とも負けんなー!」
「テメー野球バカ!
ルールわかってんのか!?」
外野が少々うるさいが、骸は満足げに息を吐いていた。
あの沢田綱吉だ。
本気を出せばスクアーロなんか『けちょんけちょん』というやつだろう。
「っていやオレ戦わないからーっ!!」
「何を甘えたことを言っているのですか、沢田綱吉。
これはプライド(笑)を懸けた真剣勝負(笑)なのですよ。」
「嘘だよ!だって笑ってるじゃん!!」
「笑ってません。」
そう、普段はこんなへたれ男でも、沢田綱吉はやるときはやる男なのだ。
「絶対に負けるからーっ!!!」
……そう、やるときはやるはずなのである。
「では最終決戦、スペルビ・スクアーロVS沢田綱吉、スタートです!」
綱吉が目を瞑って身構える。
スクアーロが拳を振り上げる。
そして覚悟を決めた綱吉が目を開いたとたん、スクアーロが叫んだのだった。
「最初はグー!」
ハッとしたように綱吉が続きを叫ぶ。
「じゃんけん!」
「「ポン!」」
仲の良い掛け声と共に、二人は思い思いの形にした手を出したのだった。
「うわー!負けたー!」
「オレの勝ちだぁ!」
最終決戦、スクアーロVS綱吉。
最後の勝負は、まさかのじゃんけんによる戦いで、勝敗は決したのであった。
* * *
「呪ってやる……あなた達二人を末代まで呪ってやりますよ!
何ですかじゃんけんって!
真面目にやってくださいよ!」
「その言葉そっくりそのままお前に返してやるぜぇ。」
「はあ?」
「あ゙あ?」
「いや終わったんだから喧嘩しないでよ!」
綱吉のツッコミの通り、スクアーロの長い戦いは終わりを迎えようとしているかに見えた。
しかしただでは転ばないのが、六道骸という男である。
「クフフ!こんな戦いで終わらせる気は更々ありませんよ!」
「なにぃ!!?」
「次のステージへ移り、更に戦いを続けていただきます!
次のステージは……ここです!」
ばっと腕を伸ばしたその先を見て、二人は言葉を失い、呆然とした。
そこに広がっているのは、茶色の木の床、聳える2本のポール、その先にあるボードとリング、左右対称に引かれてある白線。
そう、そこにあったのは、バスケットボールのコートだったのである。
「次のステージはバスケットステージ!
キセキの世代の面々と勝負して頂きますよ!
その顔面にボールを受けてボコボコになってくるが良いですクフフフハハハ!!」
「そういう競技じゃないからー!」
綱吉の絶叫がコートに響き渡ると同時に、向こう側にあったドアから赤司征十郎率いるキセキの世代のメンバー、及びその相棒達やチームメイト達が姿を現したのであった。
そしてスクアーロは戦った。
戦いに戦った。
とにもかくにも戦いまくった。
雲雀には辛くも負けたが、獄寺との頭脳戦や、山本との剣道勝負ではギリギリで勝利した。
その戦いの中でも、様々な事件、駆け引き、どんでん返しがあったわけだが、この場ではそれは割愛させていただく。
別に作者が疲れたわけではなく、断じてそんなことではなく、ルールの中での戦いではなくルール無用の果たし合いではスクアーロに勝るものは中々いないというただそれだけのことなのだ。
だから断じて、いつもの代わり映えのないメンバーとの戦いを書くのって面倒くさい、などとはほんの欠片も思ってはいないのだ。
さて、そんなこんなで、ボンゴレボーイズ最後の一人、沢田綱吉が彼女の前に立ち上がったのであった……。
「頑張ってください10代目ー!」
「二人とも負けんなー!」
「テメー野球バカ!
ルールわかってんのか!?」
外野が少々うるさいが、骸は満足げに息を吐いていた。
あの沢田綱吉だ。
本気を出せばスクアーロなんか『けちょんけちょん』というやつだろう。
「っていやオレ戦わないからーっ!!」
「何を甘えたことを言っているのですか、沢田綱吉。
これはプライド(笑)を懸けた真剣勝負(笑)なのですよ。」
「嘘だよ!だって笑ってるじゃん!!」
「笑ってません。」
そう、普段はこんなへたれ男でも、沢田綱吉はやるときはやる男なのだ。
「絶対に負けるからーっ!!!」
……そう、やるときはやるはずなのである。
「では最終決戦、スペルビ・スクアーロVS沢田綱吉、スタートです!」
綱吉が目を瞑って身構える。
スクアーロが拳を振り上げる。
そして覚悟を決めた綱吉が目を開いたとたん、スクアーロが叫んだのだった。
「最初はグー!」
ハッとしたように綱吉が続きを叫ぶ。
「じゃんけん!」
「「ポン!」」
仲の良い掛け声と共に、二人は思い思いの形にした手を出したのだった。
「うわー!負けたー!」
「オレの勝ちだぁ!」
最終決戦、スクアーロVS綱吉。
最後の勝負は、まさかのじゃんけんによる戦いで、勝敗は決したのであった。
* * *
「呪ってやる……あなた達二人を末代まで呪ってやりますよ!
何ですかじゃんけんって!
真面目にやってくださいよ!」
「その言葉そっくりそのままお前に返してやるぜぇ。」
「はあ?」
「あ゙あ?」
「いや終わったんだから喧嘩しないでよ!」
綱吉のツッコミの通り、スクアーロの長い戦いは終わりを迎えようとしているかに見えた。
しかしただでは転ばないのが、六道骸という男である。
「クフフ!こんな戦いで終わらせる気は更々ありませんよ!」
「なにぃ!!?」
「次のステージへ移り、更に戦いを続けていただきます!
次のステージは……ここです!」
ばっと腕を伸ばしたその先を見て、二人は言葉を失い、呆然とした。
そこに広がっているのは、茶色の木の床、聳える2本のポール、その先にあるボードとリング、左右対称に引かれてある白線。
そう、そこにあったのは、バスケットボールのコートだったのである。
「次のステージはバスケットステージ!
キセキの世代の面々と勝負して頂きますよ!
その顔面にボールを受けてボコボコになってくるが良いですクフフフハハハ!!」
「そういう競技じゃないからー!」
綱吉の絶叫がコートに響き渡ると同時に、向こう側にあったドアから赤司征十郎率いるキセキの世代のメンバー、及びその相棒達やチームメイト達が姿を現したのであった。