夏目鬼灯様その2(群青×)

●第6回戦 スクアーロVS真6弔花



「クフフ、次こそは痛い目に遭ってもらいますよガットネロ!
次の相手は真6弔花です!!」
「一気に四人と戦わせる気なのーっ!?」

次に骸が連れてきたのは、桔梗、ザクロ、ブルーベル、デイジーの四人だった。
先程の宣言通りトリカブトはいなかったし、流石に既に存在していないGHOSTを連れてくることは出来なかったようだが、あの真6弔花が勢揃いしている。

「ちょ……大丈夫なのスクアーロ!?」
「大丈夫な訳がねぇだろうがぁ。」
「うわぁい真顔いただきましたー!」

流石のスクアーロも真顔にならざるを得ないようだ。
と言うか、無理だろう、これは。

「あー!銀髪頭!
ここどこなのよ!てゆーか何してんの?」
「ぼばっ!沢田綱吉もいる……。」
「ハハン、どうやら六道骸に連れてこられたようですね。」
「バーロー、ならあのナッポー頭殺せば帰れるってことか?」

ザクロの言葉に、真6弔花の視線はスクアーロを通り過ぎて骸へと突き刺さる。

「……ま、まさか。」

ごくり、骸が生唾を飲み込む音が、綱吉には聞こえた。

「ハハン、我々の敵が誰か、わかりますね、皆さん。」
「あったり前じゃない!」
「わかるよ……。」
「はっ!あのナッポー野郎を潰せば良いんだろうバーロー!」
「ちょっ!あなた達の敵は僕じゃなくてスクアーロ……」
「問答無用ですよ。」
「ぎゃー!?」

真6弔花に襲われる骸を見ながら、綱吉はスクアーロに尋ねた。

「ぶっちゃけさ。」
「あ゙?」
「真6弔花に勝てると思う?」
「…………。」
「スクアーロ?」
「……炎の量と質、あと単純な殴り合いなら、間違いなく負けるなぁ。」
「あー……。」

そりゃまあ、真6弔花ってのは元が天才な上に、白蘭の手によって、精神的にちょっとしたドーピングを受けているようなモノだ。
流石にスクアーロも勝てないだろう。

「でもスピードと隠密能力と戦術では負ける気はしねぇ。」

そこは自信あるのね、なんて、少し冷めた目でスクアーロを眺める。
そんな綱吉の目の前には、ボロボロにされた骸と、彼の目の前で少しずつ姿を消していく真6弔花の姿があったのだった。
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