戸惑い

ミ「AKUMAの改造ができるなんて....
科学班の皆さんが聞いたら喜ぶんじゃないかしら」

ちょめ助「お礼を言われたいくらいっちょ」

ラ「ええっ」

ちょめ助「お前らは空にいるAKUMA攻撃する時、船を浮かばせたのはオレなんっちょよ?
礼を言えー、謝れー!」

ラ「う、うそぉ」

ちょめ助「じー」

ラ「ごめんなさい」

ちょめ助「にひー、許すっちょ」

フ「なんだか可愛らしいですわね」

ラ「くそぉ船さえ沈まなければこんな奴に....」

ミ「でも、なぜ船はあんな不自然な沈み方を..」

ブ「おそらくあのレベル3は重力を操る能力を持っていたんだろう」

ちょめ助「正解っちょ」

ブ「レベル2であるお主がレベル3を上回る能力を出せるとは改造とはそれほどまでに力を増幅させることができるのか」

ちょめ助「改造についちゃオイラは詳しいことは知らないっちょ
まあーたぶんレベル2のAKUMAがレベル3を超えることはできないっちょ
今回それができたのはその娘のおかげだっちょ」

そう言って結晶を指さす

ミ「リナリーちゃんが船を守ってくれたのね」

ラ「リナリー…」

フ・ブ「……」

ちょめ助「時間がないっちょ クロス・マリアンから伝言を預かってんだ
マリアンは死んでない 日本に上陸して任務を遂行しようと江戸に向かっている」

ラ「え、任務?」

マ「主、聞こえましたか?」

アニタ「ええ、よかった....」

ラ「元帥はまだ江戸じゃないんさ?」

ちょめ助「近くまでは行っている、でも近寄れない」

フ「江戸に何がありますの?」

ちょめ助「あそこには方舟(はこ)がある
とても大きな方舟(はこ)
AKUMAの魔導式ボディプラント
マリアンの任務はその破壊っちょ!」

全員「「「!!!!」」」

ブ・ラ・ミ「「「ちゃんと仕事してたんだ、元帥…」」」

ラ「そっちにびっくり」

フ『皆さん…』

ちょめ助「でも、予想以上に障害が多くて、マリアンは動きづらくなっている
そこに護衛が向かっている情報を聞きつけておいらを向かわせたっちょ」

ラ「ははは、ハートの候補としてAKUMAとノアに狙われてるんだもんなぁ
オレらの助けが必要ってことさ?」

ちょめ助「違う オイラはお前たちに警告するよう言われてきたっちょ
もしこれを聞いて足でまといになるなら帰れとマリアンは言った」

ブ「...元帥はなんと?」

ちょめ助「もはや日本は伯爵様の国
帝都江戸はその中枢 レベル3以上の高位AKUMAが密集している
生きて出られる確率は低い」

その時突如後ろから太い光の柱がほとばしった
ミ「なんさ!?」
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