戸惑い

フ「行ってしまわれましたわ....」

ミ「ラビ君....」

フ『レベル3とレベル2が3体、こんなに苦労する私達は…
こんなにすごいものを千年伯爵さんはお作りになってしまわれるのね
この先ノアの方と戦うことになったら…』

長めの静寂が続いた後、金色の物体がブックマンの目の前をものすごいスピードで通り過ぎた

ブ「むっ、ティム...?!」

更に先程よりも長い静寂が続いた後、戻ってきたのはラビとティムキャンピーと....

ちょめ助「あいでででで、本当に腕がもげるところだったっちょ」

フ「!? あなたとその美しい大きなものは..... !!」

よく見ると中にリナリーがいる
髪はなくなり、ベリーショートになっていた
ブ「これは…どうしたというのだ」

アニタ「リナリーちゃん!」

アニタが駆け寄ろうとするが、突然ピタッと止まる

マ「主?」

アニタ「音が....歌?..頭が、割れるっ...!」

マ「主!」

ブ「いかん!イノセンスの気にあてられるぞ!」

腕で止まるよう合図し、アニタを後ろに下がらせる
ブ「エクソシスト以外近寄るな」

ラ「ジジイ、この結晶本当にリナリーのイノセンスなのかよ?」

ブ「そこは大した問題ではない 重大なのは武器化という拘束を解いてこいつが勝手に動いとることだ

イノセンスが適合者を救った、これは異例だ
こんな現象が可能だったならば、歴代の適合者が戦死せんとするその時になぜ起こらなかった?」

『リナ嬢だから助けたというのか…それとも…?
これは貴重な記録だ』

ラ『ジジイ…まさかリナリーのイノセンスが…』

ちょめ助「ハートなんすかねぇ?」

ラ「ちっ!」

舌打ちをして鉄槌を食らわせる
ちょめ助「あいて!!
なんてことするってオイラお前たちの味方だって言ってるっちょ!」

ラ「すぐ信用できるか! クロス元帥の使いだと~?AKUMAが?」

ちょめ助「だから改造されて…」

フ「敵意を感じませんわ」

ちょめ助「おー、分かってくれるっちょか!?」

ブ「警戒を解け、ラビ」
クロス・マリアンはAKUMAの改造ができる唯一の人間だ
と言ってもこれは黒の教団が知らないワシだけが持ってる情報だがな」

ちょめ助「ほれ、見ろ~ べえぇ」

ブ「ティムがついとれば確実だ、安心しろ」
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