戸惑い

ク「4時の方向」

ラ「了解!頼んだぜクロちゃん!」
3体のAKUMAに気づかれないよう、それぞれに襲いかかるクロウリー

「あー、何か今見えなかったか?」

「えっ?お前がサボってる間に俺打つ付けて進化しちゃうよーん
なぁ、向こうのレベル2が何か今見えなかったかって」

「んん?さあ」

ク「たった3体だったとは お前達には私の血を注入しておいた
お前達は私の仲間を傷つけすぎた、苦しんで死ね」

しばらくして小さく爆発音が船の上で聞こえる
悪魔のボディが赤い六角形の欠片となって振り注いできた

フ「赤い…雪?」

その言葉と同時にクロウリーが勢いを持って船に降りてきた

声をあげて驚く船員たち

ク「クリムゾン、、血なまぐさい雪か いいな?」

バタッ

ミ「ああぁぁクロウリーさん!!
貧血だわ、血吸ってこなかったんですか!?」

船員1「おい、あれを見ろ!」

ミ「何が起こってるんですか?」

フ「上空を細くして水面に狐を描く大きな光...」

ラ「あれはリナリーが向かった方向...」

しばらくすると光は消え、時間をおいてミランダのレコードに現れていた鎖のようなものが消える

リカバリーも追いつき夜も白む頃になってきた

マ「主…リナ嬢がまだ戻ってこないそうです」

ラ『リナリーどうして戻ってこない....』

青ざめた顔で考えるラビ

ラ「伸!」

リナリーのいたところへ行こうと決意したのだったが、次の瞬間船員たちが覆いかぶさりラビを止めた
ラ「何すんだ、離せ!早くリナリーのところに行かねーと」

船員1「あんちゃんかなり怪我ひどいだろう ダメだって!」

船員2「あの女の子のところに今から船を向かわせるから!!」

ラ「んなの待てるか いいから行かせろよ」
「オレが行ったほうが早いって!い・か・せ・ろ・よ~ 」

船員たちが押しとどめるのを振り払って鉄槌を大きくし、行こうとしたその時

ミ「ラビ君やめて!船員さんたちに乱暴しないで」

ミランダが軽く抱きついてラビを止める
ラ「ミランダ」

ミ「この人達は私や船を…お願い!」

自分が振り払った船員たちを見るラビ

ラ「ごめん」

前に進むラビ ミランダが慌てて腕を掴む
ミ「本当に致命傷は負ってない?」

ラ「ああ いいから気にすんな」

ミ「出血したところを教えて!布で縛った方が」

ラ「んなことは今はどうだっていいじゃねえか!!
リナリーが心配じゃねえのか! あいつはお前らの仲間だろ!」

その言葉にみんなが黙り込む

ラ「あ...」

ミ「...あなたも仲間でしょ?違うの?」
涙を浮かべながらいうミランダ

ラ「....っ」

最後の質問には答えずラビは伸で飛び立っていった
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