戸惑い

同じ頃ラビは看板で考え事を
クロウリーとブックマンはチェスを
フェインは自分の部屋にいた

フ『さてそろそろ寝ようかしら...』
鏡台の前を立ち去ろうとする

フ『えっ?』

鏡に映った自分の顔をよく見る
フ『今、目が金色に見えた…??
気のせいかしら そういえば前にルル=ベルさん達の方に行く夢を見てから何か違う、ような…』

次の瞬間、大きな衝撃が船を襲った
それぞれ看板に出ると、そこで目にしたのは壊れた看板と倒れている船員と、ラビとーーー

リ「AKUMA!?」

エシ「タイトル、エクソシストの屍」

ラ「劫火灰燼 直火判!」

エシ「タイトル、なぜ回復する?」

ラ『直火判をくらってるのに....!』
「お前、まさかレベルーーー」

エシが鉄槌を押し返す帆に飛ばされるラビ

エシ「タイトル、坊主粉砕!!」

エシの拳がラビに向かってくる

ラ『!ヤバっ』

次の瞬間閃光に包まれ船後方が大破船体も大きく傾いた!
閃光がなくなり、リカバリーも終わるとラビの目前に黒い針が

ブ「ベヴンコンパス、呪縛の針「北ノ罪」(ノースクライム)!」

エシが飛ばされ、黒い針がエシの体を覆う
ラ「ジジイ!」

ブ「ヒヤヒヤさせよってこの阿呆が!」

帆から滑り落ちたラビをマホジャがキャッチする
エシ「タイトル、なぜとどめをささない?」

ブ「とどめを刺す、だが、その前に2、3質問がある
お主、どこから来た」

エシ「タイトル、エシは日本人絵師の魂からつくられた」

ブ「海のど真ん中で人間を狩りに来たわけではあるまい
伯爵の命令か?」

エシ「ふっ」

光る赤い目をしてエシが笑う
エシ「クロス・マリアンの情報がほしいのか?」

ブ「?!」

次の瞬間エシがブックマンの腕を噛んで上空に飛び始めた

ブ「ぐああぁ!! 馬鹿なっ」

エシ「フフフ タイトル、形勢逆転」

ラ「伸!」

ク「ラビ!」

ミ『船から離れすぎなければいいけれど...』

リ「ブックマン!ラビ!」

マホジャ「主」

アニタ「舵を戻せ!急げ、総員配置につけ!」

船員「はい!!」

ラビが上空に向かっているとヘヴンコンパスがはらはらと落ちてきた
そしてーーー

ラ「ジジイ!」

気を失ったブックマンが落ちてきた
片腕でキャッチし必死に呼びかける

ラ「ジジイ、ジジイ!ジジイィィ!」

エシ「タイトル、老人と月」

エシ「フフ」
手で四角を作り、複数の閃光を海に走らせる
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