戸惑い

それに気づいた皆
ラ「リナリーはアレンを追いかけるさ!」

ブ「リナ嬢のダークブーツなら小僧に追いつくことも可能」

ク「ここは私たちが何とかするである!」

フ「大丈夫ですわ」

リ「でも...」

アニタ「行ってください、リナリーさん」

リ「アニタさん....」

アニタ「今アレン様は1人で闘っておられるはず…
いくらエクソシストとはいえあれだけの数のAKUMAを1人では」

ティムキャンピーもリナリーの傍にくる
アニタ「私たちはサポーターです。AKUMAとの戦いは覚悟の上です」

リ「わかったわ」

フ「さ、どうぞ行かれてください」

リ「うん」

ダークブーツで飛んでいくリナリーだった
船でのその後の戦いも続いていたがある程度落ち着いた

とはいえAKUMAたちの攻撃で船はボロボロになっていた
AKUMA達が向かって行った山の方で攻撃の光が見える

ラ「なんだこの感じは」

ク「嫌な感じである」

ブ「山の向こうのようだな」

明け方になりようやく落ち着いたが船はかなり損傷を受けた

朝焼けを見たマホジャが呟く
マ「何か不吉なことが起こっている
….血をこぼしたような暁だ」

その時リナリーが走ってくる もう髪もほどけていた

リ「ラビ!」

ラ「!リナリー!」

リ「助けて、お願いアレン君がいないの!」

ラ「何!」

そうして2人は伸で山の方へ飛んで行った
残された3人は船員の負傷者の手当ての手伝いにあたっていた

フ「レベル2が多いのも関係があるでしょうか」

ブ「向こうで何が起こっている…」

ブックマンはAKUMAの毒への対応も知っているので、治療をフェインは近くで手伝いをしていた

フ「…私は無傷でいられますが、こうしてみるとなんとも無力なものですね
私は王女ですけれど、傷の手当てなんてわかりませんもの
今手伝っていってこのようにやるのだと初めて知りましたわ」

ブ「身分の高い者は知らないというのが許されるものだ
お主であれば微笑みハンカチなんかを差し出すだけで相手は感激するものだ...気品溢れる「気」が癒すのじゃ」

フ「さようでしょうか...」

ブ「そんな相手が手伝ってくれるのは助かるわ
お主とは背も近くて話しやすい」
と少し笑いながら言う

フ「それは嬉しいですわ、本当に皆さん背が高いですものね
…無事に帰って来て欲しいですね
皆さん、とても疲れたでしょうし、楽しくチェスでもしながらゆっくりしたいですわね それで傷もきれいに治れば…」

ブ「そうだな....」
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