戸惑い

リ「やー!やめて~!」

フ「手荒なことは....!」

と周りも慌てふためき、アレンとラビは魂が抜けたようになっている中、胸ぐらを掴んだまま

マ「ご無礼しました。主の部屋へご案内します 裏口からおまわりください。我々は教団のサポーターでございます」
と小さく囁いた

唖然としながらおろされた2人は裏口に行くよう言われたことを伝え、裏口まで回った

一行がある部屋に通されると、中には美しい女性がいた

アニタ「いらっしゃいませ、エクソシスト様方
私はここの宿屋の主人のアニタと申します はじめまして」
とにこやかな笑顔を見せる

フェイン以外の全員が美しさにぼんやりしていた
アニタ「早速で申し訳ないのですが、クロス様はもうここにはおりません」

全員「え?」

アニタ「船で旅立たれました。そして、、
その船は海上で撃沈されました」

リ「...........今、なんて?」

アニタ「8日前、クロス様を乗せた教団の筆が海上にて撃沈されたと申したのです」

ブ「…確証はおありか」

アニタ「救難信号を受けた他の船が救助に向かいました
ですが、船も人もどこにも見当たらず、そこのには不気味な残骸と毒の海が残っていたそうです」

ア「師匠はどこへ向かったんですか?
沈んだ船の行き先はどこだったんですか?」
アニタが静かに立ち上がる

ア「僕の師匠はそんなことで沈みませんよ」

全員がアレンを見つめる
アニタ「そう、、、思う?」

静かに涙がアニタの頬を伝う

アニタ「マホジャ私の船を出しておくれ」

マ「はっ!」

リ「アニタさん...」

アニタ「私は母の代から陰ながら教団のサポーターとしてお力添えしてまいりました
クロス様を追われるなら我らがご案内しましょう
行き先は日本、クロス様が向かわれたのは江戸でございます」

そのまま船の準備となり夜に関わらず港に大勢の大柄な海賊が集まった
といっても皆アニタの船の乗組員である

フェインとリナリーが遅れて船場に到着するとなぜかアレンと船長のヤンとの腕相撲が始まっていた

フ『なぜ始まったのかしら…』
アレンが勝ち、喜ぶラビとクロウリー

するとマホジャが出てアレンに腕相撲を申し込む
マ「私も同行します。主の役に立てるかお確かめ下さい」

フ『なるほど、これは乗組員として役に立てるかどうかのテストのようなものなのでしょうか…
なんだか論点がずれているような気もするのですけれど…』

マホジャと組み合っていたアレンだが、左眼が反応し負けた
ア「みんな、伏せて!」
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