長旅

伯爵様とルル=ベル様がホームに帰ったあと、しばらくしてご令嬢様が学校から方舟にやってきた

千年伯爵さんがフェインからの紙飛行機を傍らに置いていたところ
ロ「なにこれぇ?」

とロードさんが読み始める
千「あ、ロードおかえりなさイ
それですカ?なんか飛んできたんですヨ、変わったヤツがいるもんデスネ♡」

ロ「そうだなんだねー。ね、これ貰ってもいい?千年公」

千「いいデスヨ❤」

ロ「ん、ありがとぉ」
『なんか見覚えある文字だよねぇ 嫌な予感がするなぁ』

ロ「あ、アピスー!」
宿題をしているアピスを見つけ紙飛行機の筆跡について聞く

ロ「ねえ、アピス これ千年公が貰ったやつらしいんだけどぉ これフェインの字じゃない?
僕は小さい頃に見たのが最後だけど、なんかこんな感じだった気がする」

ア「え?見せてみて 」
受け取って見てみるとフェインの文字だった
『うわぁ、どうしようフェインのだ...
千年公~!!その辺りに置いて置かないで欲しかったよ…
正直に答えるしかないかな、こっち見てるし…』

ア「うーん、そうかも...」

ロ「やっぱりそうだよねぇ、、フェイン敵かもしれないのかぁ…
へぇ~…
…ねえ、アピスその宿題写させて!」

ア「え!いきなり!?ダメー
ロードたまには自分でやってよ~」

ロ「だって学校の宿題なんてつまんないんだもん!
写させてくれたらデビットのところにもちょっとくらい連れてってあげるからぁ」

ア「ほんと!?行きたい行きたい!」
アピスはデビットが 大好きなのだ

ロ「じゃあ写させてー」

ア「うー、仕方ないなあ」

ロ「ありがとぉ」

そうやって宿題をうつしながら
ロ『フェインまた会いたかったけど、敵かもしれないんだ
…じゃあ会う時があったら倒さないとね、家族が大事だもん』
と思いを固めていた
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旅を続ける中、フェインはまた夢を見た
一行で歩いていると伯爵様が現れ、
皆が戦闘態勢に入る

すると雲の上へと消え、全員で追いかけた

フェインは何故か雲の上を自由にいき、
雲の隙間から伯爵様がいるのが見え、ふわりと降り立つ

フ「伯爵様!」

なぜかまだ名前と顔が完璧には一致していないはずの名前を呼ぶと他の人影もあった

さらに近づこうとしたその時目が覚めた
フ「?」

起き上がって首を傾げる
フ『今の夢は...?なぜ私は向こうに?周りが緊張感があったからノアの一族の方達かしら...

伯爵様と呼んだあの方はこの間ルル=ベルさんと一緒にいらした方…やはりあの方が千年伯爵さんだったということでしょうか?
この間は遠目で後ろ姿でよく分からなかったけれど…

それから着いていった先に見えた人影の中に知ってる雰囲気の人がいたような...?』

朝早くに目ざめそんなことを考えていた
予兆が刻一刻と現実になってきていることは知らずに-----
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