長旅

湖へ真っ逆さまに落ちていくメイリン

メ「嫌ああああ!」

以前水晶玉で見た未来を思い出し叫ぶ
...それはメイリンがエクソシストになり、仲間たちが倒れている未来だった

適合者から拒絶されたことによりイノセンスが暴走を始めた
イノセンスがバリアを貼り、弾かれるメイリン

リ「メイリン!イノセンス発動」

イノセンスを発動させメイリンを抱える

リ「メイリン!大丈夫!?」

着地したもののイノセンスの暴走により、湖の水が津波のように押し寄せてきた!
なんとか波に堪え、その場に留まる

風もひどく強く吹き荒れ、ラビやクロウリーも木の根元にしがみついて飛ばないよう踏ん張っていた

その風で龍のAKUMAは遠くに飛ばされていった
気づくと湖の底は開け中央に水晶玉が浮いて、水が吸い込まれている

ク「中に浮く玉...」

ラ「水を吸ってる...」

フ「あれは...」

メ「あれが私の水晶玉です。湖に捨てた水晶球です...!」

リ「メイリン。あれはただの水晶玉じゃない。あれはイノセンス
そしてメイリンあなたはそのイノセンスの適合者なのよ」

メ「適合者...」

リ「イノセンス、それは様々な怪奇現象を起こす不思議な力の源

そしてそれこそが世界を滅ぼそうとしている千年伯爵と、そのAKUMAに対して人間が対抗しうる力を持つ唯一の物質
それは人間にとって唯一の希望
けれどAKUMAにとっては憎むべき存在

個々のイノセンスを操り使役できるのは適合者と呼ばれるただ1人の人間
その人間だけがAKUMAと対抗する力を持つ
そしてこう呼ばれるわ、エクソシストとね。」

メ「エクソシスト...」

ア「あれがイノセンスですね」

メ「イノセンス...」

リ「ええ、そしてメイリンは たぶんあのイノセンスの適合者
つまり私たちと同じ仲間なの」

メ「適合者、エクソシスト...っ」

さらに水を吸い込む量が増えた
A「チャーンス」

ラ「あのバカ!」

ラビ達を襲っていたレベル2が水晶玉に向かって飛んでいく
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