長旅

リ「それはおかしいわね...」

ラ「その湖を見に行くか」

ク「うむ」

フェイン・リナリー・アレンは街で聞き込みを、ラビ・ブックマン・クロウリーは湖を見に行くことになった

50代くらいの女「うーん、水が枯れた原因はよく分かってないんだよ
でも同じぐらいの時期にこの町で有名な占いの子が占いをしなくなったんだよ」

リ「(同じ時期に...何か関係があるかも)あのその占い師の人って...」

女「よく当たる占いが評判でね、小さな頃からずっと占いやってたんだよ
占いも評判で多くの人が行列を作ってたもんさ」

リ「あのその人がどこにいるか知りませんか?」

女「あぁほら、あそこの突き当たりに門があるだろ
あの家が代々占いをやってる家だよ」

リ「ありがとうございます」

ア「リナリー! なにか手がかりはありましたか?」

リ「アレン君!うん、もしかしたら関係あるかもしれない
その家の人に尋ねていこうと思って」

ア「僕もいきます」
同じ頃フェインもその家に着いた

フ『あとを訪ねていないのはこの家くらいかしら...門もありますし、ここでは身分は高い人の家ですわね』

リ「フェイン!」

フ「あらリナリーさん、アレンさん」

ア「僕たちもちょうどこの家を訪ねてきたところだったんですよ」

フ「そうですの。私はたまたまこちらに着いただけで…
何か手がかりがありましたの?」

リ「占いをしてる人が辞めたのがちょうど一ヶ月ぐらい前って話を聞いたから、水がなくなったことと関係してるかと思って
誰かいるかしら」

そう言って門扉を叩く しかし、中からの反応はない
軽く押してみると門が開いているようだ

フ「ぁ 勝手に門を開けるのは...」
フェインがそう言いかけたところ、中から怒鳴り声が聞こえてきた

闊達な老人「お前ら何者じゃ!勝手に入ってくるな」

ア「うわあぁ、ごめんなさい!ちょっと聞きたいことがあって…」

リ「あの、一か月ぐらい前に町から水がなくなったって…
それで占いを止めたのも1ヶ月前ぐらいということだったから、関係があるかと思って。あなたがその占い師さんですか?」

老人「!メイリンは関係ない!
それにもう占いはやっとらん、帰れ!!」

リ「メイリンって…」

メ「おじいさま?どうしたのですか」
騒動を聞き付けて、フェインと同じくらいの歳の女の子が出てきた

リ「あ、あなたが...」

老人「あの子は関係ない、もう二度と訪ねてくるな!!」

そう言って無理やり外に押し出し門扉を閉めてしまった

フ『勝手に門扉を開けたのですから、言うまでもないですわ…』

ア「全く取り合ってくれませんでしたね」

リ「うん…占い師ってあのおじいさんの方かと思ってたけど、あの女の子のほうが占い師みたいね
もう少し話が聞けたら良かったんだけど…」

フ『ご自分たちの非礼さにお気づきになって…』
「勝手に門を開けるからですわよ…
とりあえず一旦戻ることにしましょう」
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