長旅

休憩中ブックマンと会話をする
フ「背はあまりないですが、12歳なのです」

ブ「そうか」

フ「そういえばブックマンさんは何歳でいらっしゃるんですか?」

ブ「わしは87歳だ」

フ「!さようでしたか。軽々と動かれるのでもっとお若いのかと思っていましたわ」

ブ「鍛えてはいるが歳には勝てん
さて動けるか、ラビ 疲れもあろうが、急がなくてはならん」

休憩もそこそこにラビに話しかける
フェインは2人の荷物をキャリーバッグの上に乗せて転がせるようにした

ラ「ああ...荷物すまねぇ 持てればいいんけど、今は...」

フ「大丈夫ですよ!気になさらないでください」

ラ「よし、行こう」
太陽もかなり高くなり安心して歩ける
無事谷間を抜けると伸で宿まで飛んだ

宿につくとリナリーの治療や、骨折したラビの手当、団服の洗濯などをして1日を終えた

洗濯をしたことがないフェインだったので、なかなか時間はかかったが、リナリーもラビもかなり回復した

ブ「もう大丈夫だろう、あとは体力が回復するのを待つだけだ」

ラ「あとは頼んだ、ジジイ」

リ「ラビ! ありがとう最後まで私を庇ってくれて」

背を向けたまま手を振って部屋を出ていった

ブ「カッコつけよって」

リ「いいの 私が伝えたかっただけだから」

その後無事アレン達も無事との連絡を受け、皆で安堵した

チベットのラサで会うことになった一向は、英気を養ってからまた歩き出したのだった

フ『本当に徒歩が多いですわ...』

中国にいるらしいクロス元帥を探すために、次の目的地チベットのラサへ向かいながらフェインはこんなことを思っていた

フ『思えばブルガリアからだいたい歩きでたまに馬車を使うくらいですわね...皆さん普通になさっているからすごいですわ
背もないから少し後ろを歩くような感じになっていますし…
たしかに荷物は私のほうが多いですけれどね苦笑』

リ「あれがチベットの都ラサよ」

フ「やっと見えましたね!」

ラ「アレン達も向かってるみたいさ」

ブ「先に着いているかもしれん、急ごう」

フ「はい」
しばらく後無事ラサに到着したが

リ「アレン達いないわね」

ラ「まだ到着してないみたいだな 先に宿を探して荷物置いとこうさ」

フ「そうですわね」
宿を見つけ荷物を預ける
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