長旅

フ「ラビさん!リナリーさん!」

崖が崩され行き止まりになる

ラ「!」

鉄扇が2人のところに目掛けて飛んでくる

リ「....イノセンス発動」

かすれた声で発動させた
鉄扇がミミさんのところに戻ってくる

ミ「お掃除完了!どうです、仲間を殺られた気分は?
それでもまだ私たちを知りたいなんて思いますかぁ!?」

フ「色々話せたのは嬉しかったですけれど、こうなると少し複雑ですね
ですがやはり知りたいですね、彼を知り己を知れば百戦殆からずと言いますから」

ミミさんが油断をしていると上からナイフ状にした鉄扇が背中に刺さる

ラ「自分の武器でやられる気分はどうさ」

フ「お二人とも!」
『さっきの会話聞かれていませんよね!?』

ミ「くっ…!なぜ...」

リナリーのイノセンスが発動されていることに気づく

ミ「まだ発動できたなんて でもこれで本当にお終いです」

上から三体のAKUMAが降りてくる
ミ「おやすみなさい」
ニッコリと笑った時上から針が大量に飛んできて他のAKUMA達が針に全身をくるまれた

ミ「!」

上を見上げるとブックマンがいた

ラ「ジジイ!」

ミ「もう!いい所で邪魔を〜!」

身軽に岩から飛び降りてくる

ブ「まんまと敵の術中にはまりよって
これを持っているAKUMAを見かけたからよかったようなもの」
と言って大槌小槌を渡す リナリーはフェインの肩に崩れかかるようにして目を閉じて荒く息をしていた

ブ「いかん!一刻も早く治療をせんと」

ラ「説教はあとさジジイ!満、満、満!丸火!」

ミミさんも鉄扇を投げる

火版の龍が鉄扇を飲み込みミミさんに襲いかかる

ミ「きゃああ!」

すんでのところで空へ飛び立つ

ブ「甘い」

ラ「くっ、逃がした、か...」

ドサッと地面に崩れ落ちる

フ「ラビさん!」

ブ「さて、先のやつが主犯となればもうAKUMAもいないじゃろう 宿へ行こう」

フ「はい」

ブ「リナ嬢の治療をいそぎたいが、皆それなりに疲れておるようじゃから少し休んだら進むぞ」

フ「ええ」

ブックマン以外は先程の激しい土砂にのまれたためびしょ濡れのため休憩の間少しの食事と暖をとることになった
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