長旅

ミミさんはさらに思い出す
ミミ女王『あなたを失うわけにはいかない
あなたは助けるわどんな手段を使ってでも必ず』

リ「二人とも...」

ミ「置いてってって言ってるんだから置いてけばいいじゃないですか
本人が望んでいないのに無理に連れていくこともありませんよ!
誰かの行為が必ずしも相手のためになるとは限らないんです」

ラ「...ミミ?」
いきなり声を荒げたミミさんに皆驚く

ミ「あっ私ったら何を...余計なこと言ってすみません、疲れちゃったのかなぁ
顔洗ってきまーす!」

ラ「あ...」

フ「少し見てきますわね」

ラ「あぁ、頼む」

フ『少し聞きたいこともありますからね...』

ミ「どうしてこんなにイライラするの...」
水面を眺めながら呟く 女王だったころの姿がちらつく

ミ「あれは...私?」
『何も思い出せない...分かるのはルル=ベル様の役に立ちたいってことだけ
ルル=ベル様に会ってから人間を殺すだけの日常が変わった
ルル=ベル様にとってはただの爪磨きの相手を探していただけなのかもしれない
でも終わったあとに微笑んだのを見てもっと笑顔を見たいと思うようになった
だから私はルル=ベル様のためならどんなことでもする!』

フ「大丈夫ですか?」

ミ「あ、着いてきたんですか!
そんなに心配しなくて大丈夫ですから私」

フェインは静かな笑みをたたえている

フ「何か悲しいことを思いだしたのですか?
突然で驚きましたわ」

ミ「い、いえ、別に 理由は分からないけどイライラしちゃって…
ほんとそのごめんなさい、いきなりあんなこと言ったりして

あーえと、みなさんって野宿もするんですか?
私あんまりしたことないから分からなくて」

フ「私も最近入ったのですけれど、結構ありますね
私もあまり慣れていませんの」

ミ「ふーん エクソシストってどんなことするんですか?」

フ「そうですね、AKUMAというのを倒して千年伯爵を倒すのが私たちの任務ですわ」

ミ『かかった!この流れでこいつのイノセンスを聞き出せる』
「なんだかすごいですね!であなたはどんなイノセンスを使うんですか?」

フ「イノセンスのことを聞いてきたということは…ミミさんはAKUMAなのですね」
いきなりAKUMAだということを指摘され慌てふためくミミさん
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