長旅

フ「こうしているとラビさんのイノセンスの方がよほど良いものに思えます」

ラ「移動はたしかに楽さ~
!AKUMAがいる戦わないよう下に降りるぞ」

リ「ええ」
高度が下がる

フ『あらAKUMAの近くにメイド服の子が見えたわ』

3人は岩谷の間に降りた
ラ「ごめんなリナリー さすがにこんなとこじゃ伸はできないさ」

リ「平気、私歩けるわ」

フ「上にAKUMAがいるようですね...」

谷の上を見上げるとたしかにAKUMAがいるようだった

ラ『ジジイとおちあうには遠回りになるけど、今は安全が1番さ』

フ「リナリーさん荷物お持ちします」

リ「大丈夫、持てるわ...」

弱々しい笑顔で返答がきた

フ「...ではきつくなったらいつでも言ってくださいね
私の荷物は転がすだけですから」
ちなみにバルセロナ海峡を渡る前の宿泊先で襲撃された際に大抵の贈り物はだめになってしまったため、
キャリーケースに中身は移し替え他の無事だったものはほとんど売った

リ「うん...」

3人が谷間を歩いてしばらくすると若い女性の叫び声が聞こえた

ラ「リナリーはここで休んどくさ、フェイン見張りを頼む」

フ「分かりました」

ミ「きゃああああ!あっちにいけ!えい、えい!」

ラビが駆けつけるとAKUMAにメイド姿の薄い水色の髪をした中学生くらいの少女が襲わていた

「大槌小槌 満、満、満!はあああぁ!」

爆発音を立ててAKUMAが倒された

ラ「おい、大丈...」

ミ「あいたた〜、鼻がつぶれたー 胸もぺっちゃんこ!
ってこっちはもともとなかったんだーっけ」

ラ「みたいだな」
唖然とする一同

ミ「はっ助けてくださってありがとうございますーーー!
なんとお礼を申し上げていいやら、命も鼻も胸も助かりましたー!」

ラ「あ、あぁ。向こうに待たせてる仲間がいるからオレは行く、じゃあな」

ミ「あぁぁ!待ってくださいー!」

2人のところに戻るとミミと名乗った上で、3人に着いていきたいと言い出した
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