長旅

フ「あ、リナリーさん。体は大丈夫ですか?」

リ「ここは...?」

ラ「馬車の中、ブックマンのところに向かってる」

リ「アレン君とクロウリーとは連絡できた?」

フ「いえ、それはまだ...
ここは周りに山が多くて無線が届かないようです」

リ「そうなの...」

ラ「2人は大丈夫さぁ!
きっと今頃お腹空いたぁ〜とか言ってるって」

リ「ふふっそうかも」

ラ「今夜は暗くなってきたし、泊まれそうなところを見つけて寝ようさ」

リ「そうね」

こうして3人が着いたのはところだった廃墟のようにレンガが崩れている家だった

フ「なんだか不気味なところですね...」

ラ「とはいえ、周りには何もないしベッドがあるのもここくらいさ 」

リ「どうしようもないわね」

フ『かようなところに寝るとは...お昼にはホテルで泊まれるかと思いましたのに..家のベッドが恋しいですわ
これから先このようなことも増えるのでしょうか、なんとか慣れなくては...
大量に死んだファインダーさんたちもこんな経験があったのでしょうかね…』

フェインの心は沈みながらもなんとか適応しようと頑張って眠るのだった

次の日になるとリナリーの容体が悪化していた
熱は高く、呼吸も少し浅くなっている

ラビが無線ゴーレムでブックマンとやり取りをしていた

ラ「リナリーの熱が下がらないんさぁ ジジイこっちにきてくれ」

ブ「毒が回っておる、早くせねばな。だがお前達は狙われておる」

ラ「気をつけるって何さ?」

ブ「よいか、お主らは二手に分散させられたのだ
こんな作戦AKUMAに思いつくとは思えん」

ラ「まさかノアか!?」

ブ「おそらく。 一刻も早くそこを離れるのだ」

ラ「くっ...」

電話を切り、出発するよう言われたことを伝える

フ「たしかにそうですわね...。先程ゴーレムを使ってみましたが、やはりアレンさん達とは繋がりませんでしたし...
そういえばあの黒猫が出てきたあたりからおかしくなったような...」

ラ「そうかもしれねぇ ただ早くここを離れねぇと
リナリーには無理させることになる、ごめんな」

リ「いいの気にしないで。それに私も早くアレン君達と会いたい」

ラ「よしじゃあ行くさ!」

フ「はい」
リ「ええ!」
3人は伸で鉄槌に乗り移動した
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