迎えた朝は荒れていた海も落ち着き、空も穏やかに晴れとなった
無事に出向が決まり船着場で話す5人の姿があった

ﾗ「新しいノアが出てきたとなるとこれから先も大変さー」

ｸ「一刻も早くクロス元帥を見つけ出し、合流せねばならんである
そのためにも早く船に乗りアジアに渡るである！」

ﾗ「この船の中にもう紛れ込んでたりして笑」

ｸ「えぇ!?」

ﾗ「大丈夫、大丈夫ー笑
見たところこの船にはいないみたいさ多分ね」

ｱ「ルル＝ベル…新しいノア...」

深刻な顔をして呟くアレンを横目に見ながらフェインが言う

ﾌ「...そういえばラビさんは、最初ﾙﾙ=ﾍﾞﾙさんを見た時ストライク！
なんて言ってらしたのに、ノアの一族と聞いた瞬間それが嘘のようですね、ふふっ」

ﾗ「いやーだって敵と分かったらいくら美人でも倒さねーといけないからさぁ!」

ﾘ「でも、フェインの言う通りすごい変わりっぷりよ」

ｸ「そうであるな」

ｱ「本当ですね」

ﾗ「ちょっと皆してひどいさぁ！」

笑いのムードに変え場を明るくした

ﾘ「じゃあそろそろ船に乗りましょう」

順番に船に上がっていく

前の3人が上に上り始めたあたりでフェインが言う
ﾌ「でもラビさん、さっきの見方でブックマンとしても大丈夫ですか」

ﾗ「！どういうことさ?」

ｱ「二人とも何してるんですかー」

ﾘ「置いていくわよー笑」

ﾌ「ええっ早い　今行きますー！」
「さあ行きますよ、ラビさん」

ﾗ「ん、ああ。」
『さっきのってどういうことさ?フェインは何か知ってるのか?』

もやもやとした気持ちを抱えながら船に乗るラビであった
そんな彼らを遠くから見る2人の姿があった

ﾐﾐ「このまま見逃してしまうのですか?そんな彼らを遠くから見る2人の姿があった

ﾐﾐ「このまま見逃してしまうのですか?ルル＝ベル様」

ﾙ「追いかける。」

ﾐﾐ「そうですよね
元帥と合流させるなという伯爵様からのご命令なんですから」

ﾙ「それもあるけど…あいつ(アレン)の言うことはなんだか癪に障る
だから..殺すことにしました。始めます、ご主人」