フェイン・キュアー

ーーーさらに歩くこと数時間ーーー
リ「道もやっと平らになってきたわね」

ア「街が見えたのでだいぶ気持ちが軽くなりました
バラも咲いてますし」

フ「この辺りはバラが有名なところですね
時々私のところにも届けられていましたの」

ア「へ〜 そうなんですね!」

リ「街に着くのが楽しみになってきたわ」

?「うわあああ、助けてくれえぇぇぇ!」

3人「!!!」

声のした方向に着くとAKUMAが!

フ「さあ、あなたはこちらへ」
フェインは男を安全な脇へ誘導した

リ「やああぁぁっ!」ドン!!

ア ガチャッダダダダ バン!!!

リ「怪我はない?」

男「いや大丈夫。助かったよ」

ア「でもどうしてAKUMAに襲われてたんです?」

男「ここはバラが有名でバラ祭りがあるんだ
俺もバラを育ててるんだが、それでさっきの2人にあんた達もバラ祭りに来たのかいって聞いたら...うぅ...」
またカタカタと震えた

フ「もう大丈夫ですよ」
見るものを圧倒的な安心で包む微笑みをたたえて言う

男「あ、ああ、そうだな
そうだ助けてくれたあんた達にお礼だ」

そう言ってバラを1本ずつ配る
リ「いい香りね」

ア「本当にきれいですね」

男「そうだろう。街のバラ祭りも楽しんでな」

そして街に到着しフェインは教団への連絡と手紙、
2人はそれまで出店をみることにした
ア「色々なものがありますね〜」

ラ「お〜い」

ア「?あ、ラビ!クロウリーも!」

ア「どうしてこっちに?違う方向じゃなかったですか?」

ラ「アレン達と合流するよう言われたんさ〜」

フ「さようでしたか」

リ「ブックマンは?」

ラ「なんか調べることがあるらくて別行動」

ク「日もくれてきたし、泊まれるところを探すである」

リ「そうね」

宿も見つかり話し合いになった
ク「はじめまして、アレイスター・クロウリー3世である」

フ「フェイン・キュアーと申します、よろしくお願いしますね」

ラ「じゃあ挨拶も済んだから本題に入るさぁ
ます今回のAKUMAの襲撃でエクソシストが6名、ファインダー部隊142名、合計で148名の死亡が確認された」

ア「スペインでの他にもわずかな間にそんなに...」

リ「...」

ラ「教団のチャペルは棺で埋まっちまった
全員火葬されたAKUMAにならないよう家族にも知らされずに...
これが今の現状さ」

リ「家族だったのに…グスッ みんな私の大切な...
それなのに守れなかった...」

フ「リナリーさん...」

ラ「さーて、今日は祭りさ~ 楽しもうさ!」

ア「ラビ...すみませんリナリーも僕も今そんな気分じゃ...」

ラ「だからこそさ!残念なのは俺らも一緒さ
皆悲しんでる、だからこそ気分転換が必要なんさ」

「リナ嬢」手を差し出す

リ「分かった。皆で楽しみましょう!」
夜の祭り会場に繰り出した
35/42ページ
スキ