フェイン・キュアー

ティエ「今回は残念だったね」

気がつくと3人の前にティエドール元帥がいた。

ア「はい…僕達は何もできなかったんです」

ティエ「そんなことはない。それにまだ戦争が終わっていない
むしろこれからだよ」

まだ落ち込んでいる3人の様子を見てさらに

ティエ「気を落とすのも無理はないが、君たちにはまだやらなくちゃいけないことがある
今回元帥達が襲われたが、1人だけ見つからない元帥がいる」

ア「それって...師匠!」

ティエ「その通り
早いとこ見つけてこの戦争に終止符を打とうじゃないか」

リ「はい」
フ「そうですね…」
ア「そのことなんですけど、今師匠がどの辺りにいるか見当もつかなくて...」

ティエドール「なんだそんなことかい、それなら心配ない
このティムキャンピーには自分を作った人の居場所が分かるようになっているんだよ」

ア「え...」

ティエ「ほら、行きなさい ティムキャンピー」

ティムキャンピーがゆっくりと東の方を向いて止まる

ア「あっちは東...」

リ「その向こうにクロス元帥が...」

ティエ「行き先は決まったようだね。いってらっしゃい。」

ア・リ・フ「「「はい!」」」

フ『これは長い旅になりそうですわ、また手紙を書かなくては』

クロス元帥を探す旅が始まったのだったーーー

ア「おぉーい、ティムキャンピーどこまで行くんだー?」

リ「ここはもうブルガリアよ。もう少しでヨーロッパは終わるわ」

フ「ということはアジア...ですかね」

ア「アジアかぁ、どのあたりなんだろう…」

フ「ヨーロッパ圏を出るとなればお父様とお母様の許可を取ってからでなくてはいけませんわ…」

リ「そうだよね、早く許可が出るといいけど…」

ア「次の街に着いたらまた手紙を出してくれますか?」

フ「手紙も書きますが、ゴーレムで教団に先に連絡を入れて家に連絡してもらうよう伝えますわ」

リ「それでお願い、大量のAKUMAのこともあるし流石に2人だと心許ないわ」

フ「分かりました」
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