フェイン・キュアー

皆が寝静まった頃
リ「はぁはぁっ、夢...」

悪夢を見て目が覚めるリナリー
『黒い月、アレン君の手が水底に沈んでいった...』

ア「ん、大丈夫ですか?リナリー」

寝ぼけた状態で聞いてくるアレン

リ「大丈夫よ、また寝るわ」

『嫌な夢だった...この先大丈夫だよね...あれ、フェインがいない』

静かに起き上がって外に出るリナリー
すると月を見上げるフェインがいた。

フ『あの夢久しぶりに見ましたね...
アピスともう1人とで遊んでいる夢。
旅を続けていれば会えるのでしょうか...。

いえ、でもヨーロッパの方ですから場合によっては私の方が遠くに行ってしまって会えないのかもしれませんわ...。
アピスも元気にしているかしら』

リ「フェイン、起きてたの?」

フ「あ、リナリーさん
夢を見て目が覚めてしまって...
外で寝たことがないものですから、深く眠れていないのかも知れません」

リ「私も少し怖い夢を見て起きたの...
これから先どうなるんだろう。何も無いといいんだけど。」

フ「ええ、そうですね…
わざわざ出てきてもらってすみません、戻りましょうか。」

リ「うん、そうね。おやすみなさい」

フ「おやすみなさい」
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